使役犬が静岡の安全を守る!犬と市民の優しい関係を未来へつなげます

使役犬が静岡の安全を守る!犬と市民の優しい関係を未来へつなげます
私達市民を守る犬の會静岡は、自らが育成した警察犬・救助犬・警護犬などの使役犬を用いて、災害時の被災者の救助・救援活動、あるいは高齢行方不明者等の捜索活動などにより人命救助を行っています。また、防犯パトロールや防犯広報活動を通じて地域の安全に貢献するほか、使役犬の育成を通じて動物愛護の精神を啓蒙して公益の増進に寄与...

実施理由/背景

行政だけでは手の届かない社会活動を続けたい。

少子高齢化の進む現代社会の中で各地で発生している児童、青少年への様々な事件の発生を目にするとき、地域の安全と平穏な生活を送れることは、市民全てが願う事です。
しかし、残念ながら急速なIT、AIシステムの発展による社会変化により、地域社会での人々の連帯感は年々失われつつあります。
さらに、携帯電話の急速な普及によりSNSによる他人への誹謗中傷等、過去の社会生活では考えられなかった人と人との分離社会が生まれはじめています。
こうした社会変化に対して行政は数々の対応策をとって地域社会の平穏を守ろうとしていますが、これらの対策には限界があります。
この現状を見たときに行政が行う対策に少しでも協力し、行政だけでは解決できない社会活動を実施していくことが、私たちが貢献できるところです。

私たちNPO法人市民を守る犬の會静岡は、長年にわたり市民団体として使役犬を訓練育成し、その一部は警察犬として犯罪現場への出動や行方不明者の捜索に携わってきました。また、地域主催のイベント会場や学校での児童、青少年への啓蒙活動を実施しています。
今後はNPO法人として、さらなる特定非営利活動を通じて公益の増進に努めたいと思っています。
プロジェクト内容説明

使役犬と共に地域の見守り活動を支援します。

児童、青少年に対する様々な不審者による事件事故が多発している現代社会、彼らをこれらの事件事故から守っていくために多くの地域で見守り活動が行われています。
しかしながら、毎日警察本部からのエスピーくん安心メールには、多くの不審者情報が発信されています。
これらの地域の見守り活動を、私たちの使役犬を通じて支援していく活動を実施しようと思っております。
当然、犬と人間との一体活動ですので、この活動に参加する犬はリスクを伴わない、訓練養成された犬と指導者とで実施されます。

児童の登下校時だけでなく、日中の住宅地域での見守り活動を行ったりすることで不審者による様々な事件の発生を事前に防止すること、さらには超高齢社会に伴う行方不明者のいち早い発見のための活動なども展開し、安全な地域社会を目指します。
また、地域とのふれあいをより強固なものとしていくため、各地域のイベント活動に積極的に参加し、使役犬の活動をPRしていく予定です。

使役犬の育成と指導者の育成のためのご支援をお願いいたします。

私たちが行っている使役犬とその指導者の育成には時間と訓練場所、そして犬を管理するための費用がかかります。
現在は、全て個人負担によって賄っていますが、今後はより多くの使役犬とその指導者の育成のために、行政を含め多くの方々からのご協力をいただきたいと考えています。

特に、警察犬の分野において現在静岡県は嘱託警察犬制度になっており、東京都や大阪府等が実施している直轄犬制度ではないのが実情です。
毎年警察本部が実施する嘱託犬試験に合格して初めて警察犬となり、実際の事件現場に参加する資格が与えられます。毎日この資格が取れる犬を目指して訓練育成に励んでいます。
しかし、警察犬としての資格を取得してもその契約は一年間のみで、契約に対する報酬は一切ありません。昼夜を問わず事件への依頼があった時のみ行政からの個人へのわずかな報酬があるのみです。

静岡県が個人への嘱託警察犬制度を維持していく以上、私たちへの助成や支援が使役犬を育てているということを多くの人に知っていただきたいです。
そしてもう一つの心配事項が使役犬を訓練育成するための場所の確保