コロナ復興支援「ワイナリーにエールを!皆様にエールを!!」~NAGANO WINEを飲んで、楽しんで、エールの送りあいを~第…

コロナ復興支援 「ワイナリーにエールを!皆様にエールを!!」~NAGANO WINEを飲んで、楽しんで、エールの送りあいを~ 第一弾『日本アルプスワインバレー』(松本~大町 松本平)編
コロナ復興支援 「ワイナリーにエールを!皆様にエールを!!」~NAGANO WINEを飲んで、楽しんで、エールの送りあいを~ 第一弾『日本アルプスワインバレー』(松本~大町 松本平)編

涼なぶどう畑。綺麗な酸味が特徴のワインとなります。

ピジャージュ(櫂入れ)をするオーナー醸造家の若林さん

瓶詰を待つ今回の特別なワイン『シャルドネ アンウッデッド』
〇ル・ミリュウ(安曇野市)

30代前半の若き醸造家2人が立ち上げた新規ワイナリーLe Milieu(ル・ミリュウ)。

県内ワイナリーでそれぞれ腕を磨いてきた2人が、もっと同世代にもワインを楽しんでもらいたいと2018年に安曇野市にワイナリーを設立。

醸造家が2人?喧嘩しないの?と思いますが、この2人は本当にキャラクターが似ており、その行動力は他に類を見ません。

塩瀬豪さんは、沖縄にダイビングにいき、その居心地の良さから帰りのチケットを売って、そのままダイビングショップで働きだす強者。斉藤翔さんは、漁師になりたいと海なし県長野を飛び出し高知県へ。実際に漁師となり、帰郷してからはイタリアンレストランで働きながら、当時松本で最年少でソムリエを取得。

そんな行動力の塊の2名の若き醸造家ですが、経験に裏付けされたワイン造りには2人の意見が融合され、その品質は某有名フレンチレストランでもオンリストされるほど。

醸造機器全てが手動というル・ミリュウの「除梗破砕機」

ハンドルを回して、ぶどうを「梗(こう。ヘタや柄の部分)」と「果粒」に分けます。

こちらも手動の搾汁機「バスケットプレス」。搾汁は万力の要領で、じわじわとゆっくり絞っていきます。
★今回のワイン★

北アルプスを望む日当たりのいい西向きの斜面で栽培された、ぶどうを使用した赤ワインです。県内でも栽培面積を急激に伸ばしているシラー種を主体に、メルロ、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨンを、クラウドファンディング用にアッサンブラージュ(ブレンド)してくれました。

本来単一品種でのワインが多いのですが、アッサンブラージュすることで品種の個性が合わさりワインとしての相乗効果を生みだします。外観からは、しっかりと日を浴びた果皮の濃い色調が感じられ、味わいはシラー特有のスパイシーな香りに、メルロの豊かな果実味、カベルネ・フランの適度な酸味と香り、カベルネ・ソーヴィニヨンのタンニン分と骨格がワイン全体をバランスよく整えてくれています。また冷涼な地域特有の全体を引締める質の良い酸味が、引き締まった飲み飽きしない赤ワインとなっています。

大きなグラスでゆっくりと温度の変化と共に楽しむもよし。食事と共に食中酒として味わうもよし。テーブルの真ん中に、また自分たちの生活の中心に。そんな意味のこもったワイナリーLe Milieu(真ん中)。

ふたりの若き醸造家の未来をこのワインから感じて頂ければと思います。
第一弾に参加する郷土工芸作家

今回のリターン商品となる工芸品は、江戸指物家具の4代目で自身が代表を務めるアトリエm4の前田大作さんが製作した、信州カラマツを使ったカッティングボードと木皿4枚のセットになります。銀座和光でも個展を開催したりと、人気実力を兼ね備えた工芸作家さんです。

信州の山、木々に対する思いを今回前田さんにお寄せ頂きました。

—以下、前田さんより—

信州には広大な自然が広がり、その美しい姿はこの地で暮らす人、この地に訪れる人を魅了します。アルプスの山並みや湧き出る清流など盛りだくさんの信州ですが、県土の約8割がを占める豊かな森林もまた見逃せない風景です。

あまりにも広大な森林なので気付くことが難しいのですが、民有の森林では、人の手によって植えられた木が育つ「人工林」が約5割。そこに生えている木は、