伝統の技、流鏑馬の馬場に散水用設備、更衣室と日除けを!安心して稽古を続けるために

伝統の技、流鏑馬の馬場に散水用設備、更衣室と日除けを!安心して稽古を続けるために
馬上から矢を放つ技は、日頃の稽古に支えられています。私たちの稽古場である「流鏑馬鎌倉教場」では更衣室、散水用設備、また馬用の日除けという環境整備が急務となっています。鎌倉に伝わる伝統文化「流鏑馬」の維持継承には射手の育成が欠かせません。十分な稽古環境を整えるためのご支援をお願いいたします。

私たち「大日本弓馬会」のご紹介

馬を駆り、馬上から矢(鏑矢・かぶらや) をはなつ姿をご覧になった方も多いでしょう。

これは、騎射といいます。この騎射には様々な様式があり、神事として行われるのが、流鏑馬(やぶさめ)です。

この日本の伝統的な騎射の技法を継承するために、我々「大日本弓馬会」は日々精進しております。

「大日本弓馬会」には80年の歴史があります。明治になって急速に入ってきた欧米文化により、鎌倉時代から伝承されてきた日本古来の武芸である弓馬道が衰退の一途をたどることが危惧されました。

そこで、これを惜しむ人々が、熊本細川藩に保存されていた武田流弓馬術を継承し、広く日本で公開するだけでなく世界にも紹介しようと、1939年「武家の古都・鎌倉」で設立したのが「大日本弓馬会」です。

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The Japan Equestrian Archery Association 公益社団法人 大

*大日本弓馬会のホームページです。

このプロジェクトでお願いしたいこと

流鏑馬や笠懸には多くの人が関わりますが、馬上から的を射る「射手(いて)」を育てることが最も重要です。

「鞍上無人 鞍下無馬(あんじょうひとなく あんかうまなし)」という言葉があります。

まるで馬に人が乗っていないような状態がまさに人馬一体の極致で、「射手」の理想とされます。

そのためには鞍から体を僅かに浮かせて、馬の反動を上半身に伝えることなく、的を狙う「立ち透かし」という技法を習得しなければなりません。しかし、西洋にはないこの日本の弓馬術は誰にでも極められるものではなく、上達するには何年もの歳月を要します。

そこで、欠かせないのが稽古場です。

今、稽古場の設備が足りません。このクラウドファンディングで皆様には、設備を作り、「射手」の稽古を充実させる手助けをして頂きたいのです。

このプロジェクトの背景

令和2年11月15日(日)、クラウドファンディングで多くの方々のご支援を頂戴することにより、 鎌倉市梶原の深沢地域整備事業用地に流鏑馬専用馬場「流鏑馬鎌倉教場」を完成させることができました。この場を借りまして、改めて厚く御礼申し上げます。

この「流鏑馬鎌倉教場」は、全長220mの本格的な馬場を備えた流鏑馬に特化した施設です。普段は流鏑馬の稽古場として使用していますが、時機に応じて、流鏑馬の行事を実施しています。

令和2年11月29日(日)には『令和2年度 日本博 主催・共催型プロジェクト「世界平和・健康祈願流鏑馬」』を、令和3年4月4日(日)には『鎌倉教場建設記念流鏑馬』を実施し、鎌倉に伝わる武家文化の1つである「流鏑馬」の維持継承に欠かせない施設となっています。
ポリタンクで水を運ぶ

鎌倉教場の設備は、全長220mの鉄砲馬場、24m四方の角馬場、物置、仮設トイレのみで、騎射稽古を行うための必要最低限の設備となっています。

もっとも、流鏑馬の稽古を行うわけですから、馬の飲み水は必要ですし、感染症対策のために手を洗うための水や、仮設トイレののための水、近隣に砂埃を飛散させないための水まき用の水も必要です。そのため、私たちは稽古のたびに、自宅からポリタンクに水を入れて持参しています。

しかし、ポリタンクで水を運ぶのにも限界があり、感染症対策のための手洗い、馬の飲み水、砂埃を防ぐための散水などに使用することから、水不足が、喫緊の課題となっています。

また、鎌倉教場には更衣室がありません。流鏑馬の稽古は稽古着を着て行いますが、稽古中に汚れるので、稽古後には着替える必要があります。そのため、現在は稽古の都度、テントを立