国際的な焙煎豆の品評会で2年連続最高金賞受賞。究極のエスプレッソ豆を自宅で飲み比べする贅沢
「奥渋」といわれるエリアに、ひっそりとたたずむ1軒の珈琲専門店。
そこは「メニューのないコーヒー屋」として、カフェ好きには密かな人気を集めています。
店内に足を踏み入れると、まず、店員に尋ねられるのは「理想の一杯を教えて下さい」という質問。
華やかな香りのもの、苦味の強いもの、コクのあるもの、酸味のあるもの、濃い味のもの、さっぱり目のもの。
飲んでみたかった味わいやそのときの気分・希望を伝えると、鍛え上げられた抽出技師がその場でコーヒー豆を調合し、挽目を調整しながら、一人一人の味わいに真剣に向き合い準備を始めます。
コーヒー職人が、一杯の珈琲へ真に向き合いながら丁寧に抽出されたコーヒーは、まさに唯一無二。
世界で自分だけのために淹れられたこの作品は、究極の一杯です。
あなたのためだけに淹れられた一杯が楽しめるのが、店内の喫茶 ROSTRO(ロストロ) 。
ROSTROで焙煎師を務める清水は、20年以上も焙煎に向き合い続けてきました。
そんな彼が焙煎するコーヒー豆は、繊細かつ斬新。そして、常に究極の頂点を目指すもの。
・欠点風味のない美味しい原料
・テイストバランスの取れた味わいであること
・特別にその時だけしかできない、賞獲得のためではなく、極力安定して市場に供給できること
ROSTROが提供するコーヒーは、上記の厳しい条件を満たしたもののみです。
豆の産地や種類にはあえてこだわらず、その時期、最も良い豆を見極め、その潜在的な可能性とROSTROの工房で仕上げられた味わいにするために、焙煎の時間や温度などの微調整を常に繰り返します。
たった1種類のエスプレッソブレンドを完成させるために、費やす時間は膨大。
そうして完成させたオリジナルブレンドの「SOLEIL(ソレイユ)」は、2019年と2020年に国際的なコーヒー豆の審査競技会「IIACティスティング競技会」で、日本人初の2年連続で同一商品最高金賞を獲得に至りました。
しかもこのブレンド「SOLEIL(ソレイユ)」は、賞を獲得するために作ったものではなく、創業第1号の作品で20年以上スタンダードに製造販売されていたもの。
コーヒー業界へROSTROのレベルの高さを示すのに、決定的なものになりました。
そして日本人が作るエスプレッソブレンドが、本場イタリア人の審査員に絶賛され、しかも、連続で最高金賞を受賞したという事実は、「ジャパニーズエスプレッソ」というカテゴリーを確立することへの足掛かりになりました。
そして2021年。
清水は新たな挑戦を考えます。それは、金賞のさらに上のクラス「プラチナ賞」へ挑戦すること。
「SOLEIL(ソレイユ)」など金賞クラスの豆でも、そのおいしさはもちろんお墨付きです。
清水は2020年に受賞した「SOLEIL」「VASCO」「LEON」3作品のブレンドは、そもそも新たに創設されたプラチナ賞は獲れないと悟っていました。むしろ獲れても困るとまで思っていました。
なぜなら、そのようなテイストバランスで仕上げていない作品であったからです。
今回はそこへ清水の熱いエッセンスを加えることで、さらなる高み、一人の焙煎する人間として、エスプレッソを愛したバリスタとして、プライドをかけて挑むのです。
実は、その戦いが開催されるのは2021年12月。そのため、結果はまだ明らかになっていません。
しかしすでに、何ヶ月にもわたる試行錯誤の末に、出品するブレンドは