まつり芸能集団 田楽座継続支援プロジェクト

まつり芸能集団 田楽座継続支援プロジェクト
今年創立57周年を迎える、信州伊那谷を拠点とする「まつり芸能集団 田楽座」コロナ禍で全国巡業公演をはじめ2020年3月以降多くの公演が中止または延期となり、チーム存続が危ぶまれています。今後も活発に日本の祭り文化の素晴らしさを伝え続けていく為、チーム存続を応援して頂きたく立ち上げたプロジェクトです!

はじめに・ご挨拶

私達は日本に5つしかない郷土芸能を舞台で上演する民族歌舞団の1つ、「田楽座」です。
長野県伊那市で1964年に創立し、今年の10月で57周年を迎えます。

2019年3月信州伊那谷を背負って新宿文化センターの舞台へ -伊那市と新宿の阿波踊り連の皆様と共に-

      季節の移り変わり豊かな標高850mの山あいにある田楽座の稽古場・事務所

創立当初より「健康で、明るく、底抜けに楽しい」をモットーに、現代に暮らす人達に芸能を身近に楽しんでもらえるよう、保育園・学校公演や全国公演、イベント出演、和太鼓・芸能の講習会などをお届けしてきました。

2019年に55周年を迎え、来る2024年の60周年に向けて、

「もっと大勢の方達に芸能の魅力が届くよう、より一層活動の幅を広げていこう!」

「祭りや芸能を愛するたくさんの仲間たちとワンチームで一丸となって進んでいこう!」

2019年5月 55周年企画で長野県中の仲間が伊那に集合!

と気合い新たに計画が動き始めた2020年、新型コロナウィルスという見えない大きな大きな壁に、身動きがとれなくなってしまったのです。
このプロジェクトで実現したいこと

日本中でお祭りの音が響かない・・・
せめて私達の創る「お祭りの音」を届け続けたい、祭りの未来への灯りを絶やさないために。

57年続く「まつり芸能集団 田楽座」を存続させ、太鼓や笛の音が鳴り響く豊かな「祭り文化」を残し続けたい!!
プロジェクトをやろうと思った理由

私達の名前にある「田楽」とは、田植えの時に太鼓や鼓、ササラを打ち鳴らし、早乙女たちを励ますと共に、豊作を願った音楽や踊りと伝えられています。平安末期から鎌倉期にかけて、田楽のプロとして田楽法師が登場し、日本中に芸能や祭りを伝えてきました。

日本の郷土芸能を語り続けるとともに、人が一緒に生きるために「大切な何か」を人の手から人の手へ渡し続ける「現代の田楽法師になりたい」という熱い想いから「田楽座」という名前がつけられたのです。

創立初期 田楽座のぼりと共に  
ーお客様がいてくれたらどんな場所でもそこは舞台ー

私達の活動の大きな柱の1つは「舞台」です。

私達が舞台で上演させていただいている「郷土芸能」のお師匠様は、その土地に暮らしている人達。
地域の連携を強くする・世代を超えて縦の繋がりが生まれる・同世代の仲間が増える・・・
人が繋がる芸能は郷土の、暮らす人達の、大事な大事な宝物です。

その宝物を直接手取り足取り教わり、磨き、舞台で上演させていただく。

私達が舞台で大事にしているのは、自分達がお祭りの現場で味わった感動を、熱量を、景色を自分達の舞台を通して感じて欲しい!共感して欲しい!好きになって欲しい!という想い。

公演のアンケートで「現地のお祭りに行ってみたくなりました!」「自分の地元の祭りに行ってみたいと思います!」というコメントをいただくと、にっこり嬉しくなります。合わせて、もっともっとたくさんの人達にこの感動を届けなくては!と気持ち新たにもさせてもらいます。

他にも、日本中で和太鼓や踊りの講習会、新たなお囃子の作曲・踊りの振付、郷土芸能の採譜、アマチュア太鼓サークルの皆さんの舞台演出…芸能に関わるあらゆる活動を続けてきました。

57年の間、計り知れない数の人達が田楽座に関わってくださっています。

2世代・3世代に渡ってずっと公演や講習に来て下さるご家族
異動になった先々の学校に鑑賞行事で呼んで下さる先生
大雨と聞くとすぐに電話を掛けてきてくれ