手作業で製品に
広島ジビエレザーの裁断の様子
革の個性を見極め裁断します。
場所や、向きを間違えると製品の品質に影響が出るので製作の中でも最重要ポイントです!
手で触り感じることでその革の個性を見極め一つ一つ丁寧に裁断していきます。
出来上がるものは一つ一つもとの鹿の個性が出た「世界で一つだけの製品」となります。
プレス機によるロゴ刻印の打ち込み
広島ジビエレザーのあかしを刻印!
安芸の広島の紅葉と鹿、そして笑顔のおじさんがモチーフとなっています。
おじさんの笑顔見つけられますか?
みんなが笑顔で過ごせる社会になればという願いを込めてデザインいたしました。
お財布にはシリアルナンバーもつきます。
2020年4月より本格的に作成を始めたお財布。001番よりついています。
現在0120番台まで製作しました。
革専用特殊ミシン 腕ミシン革用の特殊ミシンで1点1点手作業で縫製
ミシンで縫う
裁断が終わったパーツはそれぞれ下処理をしていきます。
革の端を磨き、裏面を処理し、縫製の準備をいたします。
下処理が終わると一つ一つ丁寧に手作業にて張り合わせ縫製して組み立てていきます。
革用の特殊ミシンにて通常の裁縫で使う糸より太いしっかりした糸で縫っていきます。
柔らかい鹿革は縫い目をまっすぐにすることさえも技術が必要です。革の状態を見ながら慎重に縫っていきます。
通常の牛革の革製品の3倍の時間をかけて作り上げていきます。
広島ジビエレザーの革製品
農家さん、狩猟する人、処理する人、その施設を作った人、革を加工する人、組み立てる私たち、そしてそれを使うお客様。
たくさんの人の物語が刻まれている広島ジビエレザーの革製品。
大地の温もりを感じさせる、人と自然に優しい革製品なのです。
こだわり・特徴
広島ジビエレザーの革製品はシンプルでどなたでも気軽に使っていただけるデザインと、使いやすいデザインにこだわっています。普段使いできるスタイリッシュな革製品をコンセプトに革の質感を最大限引き出せるよう製作しています。
店頭でも、みなさんその手触りに感動されます。皆さん笑顔になられます。
鹿革の製品はあまり市場に出回っていません。ジビエの鹿革製品となるとさらに少なくなります。
色々な思いや物語が詰まった革製品ですが肩ひじ張らないで使ってほしいと思っています。
普段使いできるデザインにこだわり、
機能性と使いやすさを重視して製作しています。
さらに作るたびに改良も重ねています。
既存のデザインや作り方にこだわらずより使いやすく、より長持ちするように、お客様からの声を反映しながら進化し続けるデザイン。
長く持っていただける革製品だから常に進化し続けることが大切です。
また修理もお気軽にお申し付けください。
使っていくうちにボタンのゆるみ、糸のほつれなども修理いたします。壊れたから捨てる時代はもう終わりです。循環社会を取り戻すことが未来への責任だと思います。
プロダクト誕生までのお話
もともと革製品を製造していましたがジビエの鹿革にはあまり興味がなかったというのが正直なところです。
狩猟されているハンターの方から「鹿の革を使ってもらえないか?」というお話をいただき、その時に農作物への鳥獣被害の多さ、深刻さ。
このままでは山間部の自然は荒廃が進み、将来の農業が大変なことになるかもと、聞かされ何かできることがあるかも、と思い立ったのが始めです。
農業は人間の基本となる食料を作っています。お米も、野菜も自然の中で作られている