25石(1升瓶約2500本)をスタッフと共に手作業で仕込み、都内の飲食店などでも取り扱われています。
さまざまな事業を通して、私たちが目指しているのは「米作りと発酵飲料の提供を通して、健全な “ 土 ” を地球に取り戻し、お米が本来持つ力を人々の生活に届ける」こと。
米の消費量が年々減少し、「米を育てても儲からない」と言う農家も多い昨今。このままでは日本の米文化が完全に衰退してしまう危機感を抱いています。
また、大地は力をなくし、人々が土との交わりを失い始めています。従来行われてきた農業のほとんどが生産性の向上を目指し、除草剤や殺虫剤、化学肥料の大量投下を行ってきたことで、土の中の生態系を崩壊させ、大地が持つ本来の力を奪ってしまう状況が生まれています。
その現状を変えていきたい。
そのために私たちは、地球と人の両方が健康になっていく好循環が回る世界の実現に向けた取り組みを展開しています。
そのうちのひとつが、「お米を『食べる時代』から『飲む時代』へ」というスローガンのもと行っているお米飲料の製造。
いいお米をもっと手軽に、いい状態で口にできる方法として、米を使ったどぶろくや甘酒などの飲料をつくり、販売しています。
また、それらの商品は今後遠野以外の地域に契約栽培農家と飲料の加工工場を増やし、日本全国へ拠点を広げることを予定しています。
これまで遠野の地で行ってきた、自然の力を活かした米作りと発酵食品の製造を全国各地で行うことで、より広い範囲で健全な土づくりを行います。
私たちが行っていることは「自分たちの商品が売れたらいい」という、小さな話ではなく、この地球の自然環境や日本全国で米文化の伝統を背負っている人たちを守るためにも、重要な取り組みだと思っています。
資金の使い道
今回みなさんに支援いただいた金額は、「米糠でつくる日本の酒」・「完全無濾過なお酢」の商品開発を行うための資金として使用させていただきます。
プロジェクト成立後から、本格的に試作を開始し、来年の販売に向けて商品づくりに取り組みます。
最後に
これまで様々な地域や団体が実践している農作物に関わる循環は、どこかで「土に還して肥料にする」過程のあるものが多いと思います。
その中で、すべてを口にして、体内に取り込むことができる循環はとても稀なもの。
「米を食べる時代から、飲む時代へ」というスローガンもそうですが、今まで土に還していたことや米を食べていたことを否定したいのではありません。
食べる、飲むことでつくる新たな米の循環。そして、健全な土づくりの新たな方向性、モデルをこのプロジェクトを通してつくっていきたいと思っています。
リターンについて
・感謝のメッセージ
nondoからご支援いただいた方に感謝を込めて、お礼のメッセージをお送りします。
・ノンアルコール飲料セット
遠野1号の熟成米を玄米にし、水とごく少量の岩塩のみで作る「土のミルク」。
岩手県盛岡市で自然栽培を行う田村和大さんが作る大豆をこだわりの麹で醸した「大豆の甘酒」。
どぶろくの醸造にも使われているこだわりの麹と水だけでつくる、栄養満点な「民宿とおのの甘酒」。
甘酒の栄養分と玄米の栄養分をあわせ持った美味しい「玄米の甘酒」。
4種類のnondoのノンアルコール飲料(各200ml×4本)をセットにして、お送りします。
土のミルク(ライスミルク)
・原材料名:玄米、岩塩
・内容量:200ml
・保存方法:高温多湿を避けて保存ください
大豆の甘酒
・原材料名:米麹、大豆(自然栽培)