【貴重でおいしいいちごを「自然栽培」で作ります】
いちごは「日本人が好きなくだもの1位」というデータ(2007年NHK文化研究所)もあるほど、老若男女に愛されています。ところがあまくて美味しいが故に、いちごは虫たちにも大人気。そのため、農薬の使用頻度も高く、残留農薬のランキングでも1位なんです。だからこそ、私たちは自然栽培でいちごを育てたいと考えました。
今回は、無農薬だけでなく、持続可能な農業を目指して無肥料での自然栽培方法をおこないます。無肥料にすることで自然そのものの味わいを楽しめるいちごが栽培できるだけでなく、土壌の栄養バランスを崩さずに、地球環境にも優しい持続可能な農業が実現します。この無農薬・無肥料のいちごは栽培がとても難しく、市場にほとんど出回らない大変貴重なものです。
【私たちが自然栽培 富いちごを作ります】
今回の自然栽培いちごづくりは、一般社団法人未来環境エネルギー協会および、箕面市と大阪青山大学による、2025大阪・関西万博産官学連携プロジェクトの一環でおこなわれます。
★毎月開催されている大阪自然栽培農学校の様子★
【自然栽培いちごの品種と味】
今回栽培するのは「章姫(あきひめ)」という品種です。この品種は、実がやわらかめで口当たりが良いのが特徴です。果汁も豊富で酸味が少なく、甘味を十分に感じられる、とても美味しく人気の品種です。
しかも、自然栽培のためヘタまで安心して美味しく食べられます。ヘタは苦みも無く、優しくすっと馴染むような味わいで、果実の邪魔をしませんので、自然栽培ならではの味をお楽しみいただけます。
【箕面市の農地を次世代へ継承します】
いちごを栽培するのは、大阪府箕面市の北部に位置する箕面とどろみエリアの耕作放棄地です。ここは鎌倉時代から比叡山門跡領荘園として約800年以上の歴史ある農村です。
私たちは、この箕面とどろみエリアの農地約1,000坪の一角にビニールハウスを建設し、無農薬無肥料の自然栽培による、いちご作りをおこないます。
【「富いちご」ネーミングの由来】
箕面市は、富くじ(現在の宝くじ)の発祥地。江戸時代に箕面山瀧安寺(みのおさんりゅうあんじ)で始まったと伝えられています。当時の当せん者には、招福と健康を願う特別なお守りが渡されたそうです。私たちは、箕面の自然の力で育てられた「富いちご」をお届けすることで、食べた方の「招福と健康」につながればと考え、命名しました。
【「産官学福」でたくさんの仲間と連携します】
●大阪自然栽培農学校(プロジェクトリーダー坂東所属)が中心となって、障がい者の就労支援会社株式会社Shalomのスタッフと利用者を合わせた数十名とともに栽培・管理をおこないます。
●大阪青山大学健康栄養学科と連携し、自然栽培いちごの栄養分析などを学術的に研究、未来の管理栄養士を目指す学生の方々に商品開発を依頼する予定です。
●大阪・関西万博「TEAM EXPO 2025」プログラム・共創パートナーとなった箕面市と連携し、「富いちご」を世界へ発信する機会を作っていただきます。
【資金の使い道】
無農薬・無肥料での自然栽培を成功させるために欠かせないものが、適切な生育環境を保つビニールハウスです。このビニールハウス建設に諸経費を含めて、150万円ほどの資金が必要となってきます。
【内訳】
①ビニールハウス建設費用100万円
②苗仕入れ費用 10万円
③農業資材一式 7万円
④商品加工品材料費一式 7万円
⑤宣伝広告費用 10万円
⑥CAMPF