グへの取組みもその端緒です。
エコファーマーおじさんの奇跡のショウガソース
私はエコファーマーの認定を受けて就農してから、日々研究を重ねて炭素じゅんかん農法を試行錯誤して確立することができました。
今回、炭素じゅんかん農法で栽培した生姜と、そのリキュール、生姜シロップの加工品に加え、新たにショウガソースが出来ました。アナタにお届けしたいという強い思いを持ってやっています!
1 調理加工の特長:低温スチーム蒸しと130~150℃加熱水蒸気処理‼
一般的な「ゆで」や「蒸し」加工では、
アミノ酸などの栄養分がドリップになって流れ出てしまいます。
しかし低温スチームによる蒸しは熱効率が高く短時間で加熱処理ができるため、
素材の細胞組織がほとんど破壊されないことで、流れ出るドリップが少なく、
旨味成分や栄養素をしっかりと中に閉じ込めることが出来るのです。
また130~150℃の加熱蒸気は、ほとんど無酸素状態のため酸化や劣化が抑えられ、
アクもほとんど生じないで素材本来の美味しさを超えた、
凝縮された味わいを堪能していただくことができます。
当社の調理加工は野菜素材の違いに合わせて、
低温スチームと加熱水蒸気処理を組み合わせながら取り組んでいます。
2 佐賀大の味認識装置を活用した「味覚の見える化」への取組み
味覚センサーを活用して美味しさを科学したり、味を数値化することができます。
当社既存製品のトマトドレッシングを分析したところ、隣県で売れてる商品と比較して
「塩味値は低いが他の味覚項目は同等」という結果が「見える化」できました。
このような結果を得ることで、自信を持って当社の商品をみなさんにお勧めしています。
3 佐賀県の特産物玉ねぎ、アスパラガスも加工
このような独自の加工方法をあみだし、
佐賀県の特産物であるアスパラガスや玉ねぎの加工も受託ました。
アスパラ羊羹や玉ねぎドレッシングなども市場に出しています。
これまでの道のり
県庁在籍中に、「健康な食べ物は健康な土から生まれる」と教わったトマト施設栽培一筋の友人と、地元の窓乃梅酒造から出る焼酎蒸留廃液を乳酸発酵させた液体肥料を開発、そして6次産業化へと挑戦しました。
トマト栽培一筋の友人は、佐賀市の下水道資源から出来たじゅんかん発酵肥料なども有効活用して、乳酸菌などの有用微生物による土壌をまるごと発酵させる土づくりを行い、また独自のアミノ酸液体肥料を適時散布して育てる「じゅんかん農法」によりトマトを栽培しています。
6次産業化では、少し傷があるもの、規格外の大きさのものなど、流通させられないものなどを完熟させた上でトマトのお酒(自己商標酒類)やトマトジャム、トマト調味料を小規模ながら生産。農産物直売所などを通して販売しています。
今回は、ショウガを対象として取り組む、いわゆる24次産業化に向けてのチャレンジです!
佐賀県下水道課長時代に佐賀市の下水汚泥を利活用する農業勉強会に参加、
そしてビストロ下水道「じゅんかん育ちin佐賀」に参画しました。
その「じゅんかん育ち」とは、
下水道資源を「じゅんかん発酵肥料」に加工し、
それで育てた農作物のブランド名です。
国土交通省では、下水道資源を農作物の栽培等に活用する取組である
「BISTRO下水道」の一環として、
「じゅんかん育ち」を浸透させ農業における生産性の向上を促進しています。
当社の地元佐賀市でも、「バイオマス産業都市さが」を推進しており、
地域資源の活用で「昔に帰る未来