型」をキーワードに
「じゅんかん育ちin佐賀」のブランド浸透を図っているのです。
炭素じゅんかん農法とは
上記のように、炭素じゅんかん農法を試行錯誤して確立することができました。
炭素じゅんかん農法とは、
炭素と窒素の割合(C/N比)を一定(20~30)にして土の発酵を促す、
化学肥料や農薬を使わない!自然にも人にも優しい農業のことです。
露地栽培や田んぼの場合は土の表面から10㎝、
畑の場合は5㎝の深さまでワラやもみ殻などの炭素素材を混ぜます。
すると土壌の発酵が促され、
微生物や土壌菌が元気になることで美味しい野菜ができます。
炭素素材の分解が進んで見えなくなったら
資材(ボカシ)を追加して畑の表面を耕します。
そうすることで「じゅんかん育ち」の生姜が生産できるようになります。
生姜の主成分であるポリフェノール類は有機炭素。
有機炭素を豊富に含む土壌づくりと光合成によって、
ショウガオールなどポリフェノール類が豊富な生姜を育てられると考えました。
定年退職後の第二の人生として、その成果を6次産業として広めながら、
「友が幸せになる素」になるようにと友人と合同会社友幸素舎を立ち上げました。
添付の画像は、雪が降る前に仕込んだ籾殻乳酸菌発酵ボカシの作業状況です。このボカシさえあれば、連作障害を抑え、農薬や化成肥料も使わずに栄養豊富な「じゅんかん育ち」の生姜を作ることができます。費用は4000円弱、一日がかりの重労働で汗かきながらの作業ですが、低コストです。翌日は腰も腕もこりこりでしたが。
・最後に一言
佐賀県庁を退職して5年目の今、「今を生きる。今を楽しむ。」をモットーにやっとこさ自分で畑を耕し、そこで収穫した生姜を加工し多くの人にお届けできるようになりました。この間、本当にたくさんの方々から応援してもらいました。そしてたくさんの人達と係わることができるようになりました。心から感謝しています。ありがとうございます。
夢を語るとすれば、土づくりから栽培、収穫、販売、そして加工と加工品販売!その流れ全てで「健康」や「自然の恵み」をたくさんの方々にお届けできる≪日々研究する≫百姓に!そんなお百姓さんがドンドン増えたらスゴイことですよね。そしてそれを理解して愛用する、そんな消費者の方々がたくさんになったらウレシイなと思っています。「モノ」への執着から豊かな「ココロ」に、ですネ。
心を込めて作った作物には作った人の心がこもっていて、それが伝わっていくはず。そんな、お百姓さんと消費する人々が通じ合っている風景が、周りでたくさんになったらこんなに楽しいことはありません。それは江戸時代、もっとさかのぼって縄文時代!の風景かも。そしてそれは人間の先達である微生物さんとお百姓さんが協創する、最先端産業になるハズと思っています。
これからもそんな未来を目指して、ガンバル自分を褒めて日々を楽しみ、おひさまと豊かな大地に感謝しながら励んでいきたいです。そしてさらにより良いものをみなさんにお届けできるよう、自分のココロや畑を耕していきます。たくさんの応援、心からよろしくお願いします。
<起案者情報>
合同会社友幸素舎 代表社員 西原 幸一
中学時代からの学生時代は柔道に明け暮れ、 九州大学農学部農芸化学科を卒業後1982年に佐賀県庁に入庁。
佐賀県庁ではIT、農業、環境、科学技術振興などに従事。傍ら少年柔道育成にも尽力。
定年退職後農業の6次産業化に取り組む「合同会社 友幸素舎」を設立。
昨年4月に佐賀県の認定を得た