焙煎機は、1950年代ドイツ製のこだわりのPROBAT UG-15と、兼ねてから焙煎大会で世界一を取ることを公言されており、大会標準機のGIESEN W6Aの2台を使用。代表の石井さん曰く『地球環境に優しく、人々の健康を考える焙煎士を目指されている』とのこと。
海外にも複数店舗を構え、焙煎したコーヒー豆は世界25カ国以上に販売、京都を拠点に世界に向けて日本のコーヒー文化を精力的に発信されています。コーヒーの素晴らしさをより多くの人に伝えたいと熱く語る代表の大槻さんの姿を見ると、Kurasuが国内外で広く愛されている理由が良くわかります。
コーヒーの焙煎技術を競う世界大会で準優勝を果たした代表の仲村さんが、地元・沖縄で世界水準のコーヒーを提供されています。コーヒー豆が育ってきた環境や作り手の個性を最大限に引き出すことでコーヒーはおいしくなる、と飽くなき探究心で日々プロフェッショナルに磨きをかけられています。
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リターンでは、それぞれの焙煎士が焼いたコーヒーをセットにしてお届けするので、焙煎士ごとのこだわりも一緒にお楽しみいただけます。また、わたしたちのコーヒーを最大限に味わっていただけるよう、それぞれのコーヒー豆に合ったベストな抽出レシピを、各焙煎士から特別にご提供いただきます。
日本から10,000km以上離れたグアテマラから、産地直送でみなさまの手にコーヒーをお届けするまで、GOODなコーヒーがどんな旅路をたどってくるのか、一部をご紹介します。
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GOOD COFFEE FARMSの農園は、標高2,000m近くの丘陵エリアにあり、広大な自然の中でコーヒーを栽培しています。このような環境にあっては、栽培は勿論のこと、完熟したコーヒーチェリーのみを厳選して収穫していくことも至難の技です。しかも収穫は全て手摘みで、1本のコーヒーの木の全ての実が同時に熟すわけではないため、熟した実を選別しながら3回に分けて収穫していきます。
このような品質へのこだわりを実践するために、わたしたちは日本スタイルの慣習を取り入れています。まず、1日の初めには朝礼を行い、全員が集合して1日のスケジュールを確認しながらチームの結束力を高めています。また、日本式の清潔な白いユニフォームをみんなで着用することで、汚れないよう丁寧に仕事ができるだけでなく、チームワークが高まりモチベーションの向上にも繋がっています。
コーヒーチェリー収穫前にメンバー揃って朝礼中
糖度を測定し、コーヒーチェリーのベストな状態を目と数値で判断します
1本のコーヒーの木から熟した豆のみを選別して収穫します
コーヒーチェリーは収穫されると、内側のコーヒー豆を取り出すために外側の果皮や果肉を取り除くパルピング(精製)という工程に入ります。通常この精製では、電気や燃料が必要な大型の脱穀機が使用され、大量の水も消費されます。また、果皮や果肉のヌメりやバクテリアを含んだ排水は川に流され、周辺の環境や人々に水を供給する水源に悪影響が及んでいます。
そこで、わたしたちが独自に開発したのが、自転車式の脱穀機、ドライ・バイシクル・パルピングです。人の力が動力となることで、水・電気・燃料を一切使用せずコーヒーチェリーからコーヒー豆を取り出すことが可能です。また、設備も安価のため小規模な生産者でもすぐに取り入れることができ、脱穀を行って付加価値の