コロナに負けへん! 経営難のわたりがに料亭を、日本のわたりがに拠点にしたい!

コロナに負けへん! 経営難のわたりがに料亭を、日本のわたりがに拠点にしたい!
日本でも珍しい"わたりがに料理"を扱う専門店として、地方のわたりがに漁の衰退を微力ながら救うべく、コロナウイルスの影響で店内飲食需要が低迷しているこんな時だからこそ、日本全国のわたりがにの鮮度をキープできる生簀を開発し、あまり知られていないわたりがにの魅力を日本やアジアに広めていきたいと思います。

この生簀の開発を通して、私のわたりがに人生のフェーズを次のステップへ進めたいと思います。

どういうことか。

生簀を開発しても、鮮度チェックは引き続き行って行きますので、カニの鮮度状態をチェックしては状況を記録し続け、生簀の中から、鮮度が一番良いカニだけを選びぬき、当日の食材として料理に使おうと思います。

小さな水槽の中で身動きが取れないカニは、それがストレスとなり、その状態はわたりがにの象徴である第五脚の分厚い身の柔らかさに伝わっている気がしています。そこで、海と同じ状態の生簀でカニを活かしては、ストレスを弱まらせ、そんなカニを一気に神経絞めをし、どれだけ味が変わるかというのも研究してみたいと思います。

何度も言いますが、私はわたりがにクレイジーなのです。

松屋は、漁師さんや魚屋さんのご協力なしには成り立たないので、本当に感謝の想いしかないので、今後はその職人たちから受け取ったバトンをいかにそのままの状態でお客様に渡すかという部分を、コロナ禍の今だからこそ、しっかり考えて行きたいと思います。

さらに、もう一つ夢が。

全国のわたりがに漁師さんと繋がり、わたりがにが獲れるエリアで、活きわたりがに料理の魅力を発信して行きたいと思います。

最終的には、そのエリアで、わたりがに専門店を開業する人が誕生して欲しいと思っています。そのために、私が経験したエピソードや考え方は、惜しみなく提供する覚悟です!

また、このチャレンジは泉佐野市の発信にも。

こんな変わったお店があることを、変な生簀があるお店ということを、前回のクラウドファンディング企画と同様に、地元・泉佐野市への恩返しとして、貢献できればと思います。

泉佐野市さんの方でも、クラウドファンディングを活用した新たな特産品を作り出すふるさと納税企画(#ふるさと納税3.0)を行っておられるのですが、私も泉佐野市の職員の皆さんに何度も助けられたことのある事業者として、今回、違う視点で市の発信に貢献できればと思っています。

コロナ禍に陥り、外国人の観光客も街から消えましたが、私は、また地元・泉佐野市に観光客が戻って来られると信じています。

みなさん、このコロナ禍に、わたりがにの魅力を知ってください!

(大阪のわたりがにから、今後は日本全国のわたりがに拠点へ)

泉佐野市から南側の岬町あたりまでが、漁場となります。

一般的な食べ方は基本茹でるか蒸すです。

昔から泉州地域ではだんじり祭りやお祝い事にも蟹が赤いという事で好まれてきました。

岸和田祭りでは「かに祭り」と言われるほど祭りのご馳走として振る舞われたそうです。

しかし、冒頭でもご説明した通り、近年は漁獲量も減り、大きいカニは高級品となってしまいました。

さらに、わたりがにはすぐに弱ってしまうため取り扱いが難しく、

リスクが高い商品がゆえに、今や「希少なカニ」です。

素晴らしい目聞きができる地元の魚屋さんとは、親の代からのお付き合いで、今も松屋を支え続けていただいていますが、長年の課題は「かにが弱る」ことでした。

上質な蟹の確保をするための労力以外にも、塩分濃度や水温などカニの管理に想像絶する手間暇がかかります。

また、お客様が食事に来られる当日の朝まで、カニがないこともしばしばあります。

本当に仕入れがつらくてやめたいとも何度も思いました。

そんなある日、手をあげてくれた方がありました。

愛媛県魚島の漁師さん、山口県宇部魚市場さんが、「うちも上質なわたりがにが獲れるので、よければ使ってみませんか?一度モノ