はじめに・ご挨拶
こんにちは、JAひだで「飛騨牛」を担当している橋本と申します。
昨年CAMPFIREで挑戦した#おうちで飛騨牛プロジェクトでは、1万人の方々から総額1億円を超える支援をいただき、ありがとうございました。
予想をはるかに超える応援の声や反響があり、なんとCAMPFIREクラウドファンディングアワード2020の総合賞1位にも選んでいただきました!コロナ禍のこの1年で飛騨の生産者さん、精肉店さんが頑張ってこれたのは、#おうちで飛騨牛へのたくさんの方のご支援のお陰です。本当にありがとうございました。
#おうちで飛騨牛の反響
前回の#おうちで飛騨牛 プロジェクトは、SNSやメディアを通じて広く知れ渡ったことで、生産者さんや精肉店にもたくさんの応援の声が届きました。
ある生産者さんは、地元の友人だけでなく、遠方の知人・友人などからも、「応援するよ」「ありがとう」という声が届き、「大変な時期に気にかけてもらえて本当に有難かった」と話しています。日ごろ直接、商品者の声を聞くことが少ない、生産者さんからは本当に多くの感謝の声を頂きました。
また、リターン品を発送した地元の精肉店からは、「プロジェクトの支援者の方が飛騨牛を気に入り、リピーターになってくれた」「コロナが落ち着いたら遊びに行きたいという手紙が届いた」という嬉しい声も。様々な形での反響に、改めて沢山の方々に支えられたプロジェクトだったと感じています。
更にこのプロジェクトは「ブランド牛応援リレー」という形で石垣牛、大分和牛&冠地どり、淡路牛にまで広がっていきました。地域の垣根を超え、皆で一丸となってこの大変な時期を乗り越えようという、大きな流れのきっかけになれたことに大変驚くと同時に、場所やブランドは違っても想いを共有できることは私たちにとっても嬉しいことでした。
なぜまたクラウドファンディングするのか?――いまだに拭えない不安
2度目のクラウドファンディングへの挑戦――。なぜ今年もやるのか?と思う方も多いと思います。
「昨年沢山支援してもらったからって、また?」
「去年ほど大変な状況でもないでしょ?」
そんなご意見もあるかもしれません。
確かに昨年はコロナによる緊急事態宣言が出され、急激な飛騨への観光客の減少に生産者は「育てた牛たちを消費者に届けられないかもしれない」、精肉店は「在庫で溢れかえり、このまま仕事を続けられないかもしれない」という、切実な悩みを抱えていました。
現在はその危機的状況からは脱しましたが、度重なる全国の緊急事態宣言やまん延防止等重点措置、いまだに続く観光客の減少が飛騨牛の世界にも暗い影を落としています。
令和2年度、高山市の観光客の入れ込み数は前年よりも 51.38%減少、
下呂温泉の宿泊者数は50.61%減少
例年なら観光客で賑わうこの夏休みシーズンも、一大観光地の飛騨高山、下呂温泉、白川郷はいまだに閑散としています。
令和3年度に入った現在でも、コロナ前のような賑わいには戻っていません。
以前のように たくさんの国内外の観光客が飛騨に来て、飲食店やホテル、旅館で飛騨牛を食べてくださる未来も想像できず、地元の生産者、精肉店さんは未だに見えない不安を感じています。
多くの観光客が訪れていた例年の飛騨高山
全国のみなさん、そして飛騨牛の生産者、精肉店を元気にしたい!
そんな状況だからこそ、このプロジェクトを通してたくさんの方に食べて喜んでもらい、その声を届けることで生産者さん・精肉店さんも元気にしたいと切に願っています。