200g) ¥999
これを実行するためには徹底した効率化による収益構造の構築が絶対条件でした。
そしてコーヒー専門店として、特に私たちがやろうとしているロースター(焙煎業)目線で考えた時に、極端なほどに業務をシンプルに設計する必要がありました。
・販売店舗を持たない=駅前など高い賃料の物件を借りなくてよい。目的を完遂できる広さ・形の物件を安価で確保できる
・カフェ営業をしない=マンパワーが必要なシーンが多い業務をカット
・業務用取引をしない=ボリュームセールにならざるを得ないので対応の細かさに対して利益率が低い
・多品目を扱わない/ブレンドを作らない=完成度の高いブレンドを作るには、企画・素材の選抜・香味の想像・素材ごとに焙煎を設計など、多大な労力が必要です。また、回転の鈍いアイテムは必ずと言っていいほど持越し在庫が生じるので古い豆も販売される可能性があり、焙煎後の鮮度は悪くなりがちです。
コーヒーを提供する人間として、色々な楽しみ方を様々なシーンで楽しめることはコーヒーの大きな魅力だと思っていますし、そのすべての業態を賄える会社の体力はとてもすごいと思っています。私たちは幸いそうゆう職場で10年以上経験を積むことが出来ました。
一方で、煩雑な業務を徹底的にスリム化すれば「高品質と低価格の両立」というお客様へ最大級のメリットを提供できると考えました。
内装費 1000万円
焙煎機改造・設置 500万円
生豆の選別・焙煎豆管理・出荷作業に必要な機材 100万円
包材費(高機能コーヒー豆袋や段ボール用意) 100万円
コーヒーの生豆は、皆さんが目にする麻袋のほかに、真空パックなどに詰められた段ボールなどに入っている事が一般的です。
そしてこれがとにかく重い。最近は30kgくらいで従来の半分近い大きさの袋を見るようになりましたが、まだまだ60~70㎏の大きさの麻袋で荷造りされる商品はたくさんあります。それらを納品してもらう大型貨物専門の配送業者さんは、近くにトラックを停めて、ひとつづつトラックからこの成人男性並みの重さの麻袋を焙煎所まで持ってきてくれます。ほとんど知られていない事だと思いますが、その時に台車が乗り上げられない段差や階段があれば、ドライバーさんの人力で乗り切ってもらっているのが現状です。
私たち焙煎業者の仕事は焙煎豆を販売することですが、そのためにはコーヒー生豆が港に到着してから通関手続きや管理を行い、必要な時に納品の手続きをしてくれる倉庫の方々や、焙煎工場まで安全に運んでくれる配送業者の方々の助けが絶対に必要です。生産者の暮らしや提供スタイルが注目されがちなコーヒー業界ですが、日本にコーヒー生豆が入港してから焙煎工場へ届くまでの間に関わる方々の助けがなければ、高品質なコーヒーのサスティナビリティは成立しないと考えています。
生豆を届けてくれる運送業者さんの負担を軽くしたい。
前置きが長くなりました。スミマセン。
日々の営業を支えてくれる配送業者さんへのリスペクトを形にするために私たちは何ができるのか?
私たちの営業を支えてくれる、言葉のとおり「縁の下の力持ち」の配達員さんの負担を減らせたらと考えています。
ご支援いただいた資金は「貨物運搬機」の購入にあてさせていただき、運送業者さんによるトラックからの荷下ろし、生豆保存場所までの運搬負担を手伝いたいと思います。
2021年6月1日 内装工事開始
2021年7月中旬 焙煎機納入
2021年8月初旬 クラウドファンディング開始
2021年8月下旬 クラウドファンディング終了