でした。
母もまたシングルマザーで、3人の子供を、居酒屋を切り 盛りしながら育ててくれました。お父さんがいなくても寂 しいと思ったことはありません。なぜなら、居酒屋にたく さんの家族みたいなお客さんがいたからです。
お父さんみたいな人、お兄ちゃんみたいな人、親戚のおば ちゃんみたいな人、たくさんの大人たちがいました。
私にとって居酒屋は遊び場であり学びの場でした。お店の たくさんの大人達に囲まれ、私は本当にいろんなことを学 ぶことができ、愛情をたっぷりいただきました。これが、 フリースペースの原型と言えます。
おかげで、私のように枠からはみ出す人間でも、美容師と いう自分らしい仕事を見つけることができました。そして 長年の夢だった「コムズグループ」の時短部門で、美容師として1位を 取ることができました。
次に私に何ができるのかと考えた時、私と関わってくだ さったみなさんへ恩返しをしたいという想いがあふれまし た。
お世話になった方々にも、その家族にも笑顔でいて欲しい と思ったことから、私にできることは、不登校の子供達が笑顔になるような社会を創りたい!
ママが笑顔になれるような社会を創りたい! ということだと思うに至りました。
年々増える不登校児童
2019年の全国の不登校児童は小中学校で18万人を超 えました。愛知県では、小学生1000人当たり9人、中学生1000人当たり40.8人です。
(文部科学省2020年 「問題行動等調査」より)
愛知県の不登校の割合をそのまま西尾市に当てはめて計算 してみたところ
●西尾市の不登校の小学生の合計 90人、1校当たり3. 6人※
●西尾市の不登校の中学生の合計 202人、1校当たり 22人※
こんなにも愛知県西尾市に不登校児童がいる計算になりま す。※発表されている数字ではなく独自で計算
ただ、不登校の数には、年間60日以上休んだ生徒がカウントされており、それ以下だと不登校扱いになっていません。
ですので、
【もっともっと多い数の不登校児童がいると思います】
子供達がこんなにも、悲鳴を上げています。 はみ出すことはよくないという、平均点の子供を作り続け てきた結果ではないでしょうか。
日本の画一的な教育いつまで続けますか?
今の日本の画一的な教育がいつ始まったのかご存知ですか?
それは、戦後なのです。 戦後の日本は、復興をするために、工場をたくさん作りま した。
向上は同じ作業をしますから、
・みんなと同じことができる
・従順に言うことを聞く
・協調性がある
・我慢強い こんな人間像を求めたのです。