はじめに・ご挨拶
日本青年会議所 国際グループ 国際イノベーション開発会議では現在コロナ禍など不測の事態においても対応可能なインバウンドビジネスモデルの確立のため、Instagramアカウントmy_virtual_hometownを運営し、地域のアンバサダーを育成するプロジェクトを行っております。
地域のアンバサダーを育成し、my_virtual_hometown が拡散、拡大することにより地域の日常の魅力が世界に発信されればと思います。応援、ご支援よろしくお願いいたします!
このプロジェクトで実現したいこと
地域の魅力を発信する2つのプロジェクトを同時に開催しています。
1つ目はコロナにより被害を受けた店舗を未来チケットとして販売することで、またお店を地域のアンバサダーが訪問、発信することで、コロナ禍における店舗の運営継続と地域の魅力発信に貢献します。
2つ目は地域の魅力を発信するためのアンバサダーを育成します。
今後まだ見ぬ災害、経済不況がきても地域の魅力を発信し続けるアンバサダーを講師とともにYouTube動画などリアル以外の方法も駆使しながら育成、またクラウドファンディングを使用し、応援ギフトというかたちで地域のアンバサダーに対し、地域を発信するメリットを作ることで、持続可能な仕組みを大阪を第一弾として成功させ、全国へ水平展開します。
この2つのプロジェクトを実現することにより、全国の地域を元気にしていきます。
私たちの地域について
今回この大阪を第一弾として選ばせていただいたのには理由があります。
それは古来より大阪が商都と言われ犠牲を払いつつも古い産業を捨て、より儲かる産業を発展させ、生き残っていく、まさにイノベーションを始めるにふさわしい街だからです。
江戸時代は天下の台所として、物流業とそこから派生する商業、金融業が発展。 明治から昭和時代は工業都市として製造業を中心として発展しました。しかし、大阪万博(1970年)以降、大企業を中心として、本社を東京に移動、衰退しつつある繊維産業や電器産業、重工業に代わる新しい産業は興せませんでした。
そんな中、平成後期から令和時代に観光業(インバウンド)が芽生えてきました。ホテル業やライフサイエンス、エンタメ産業、鉄道など関連産業を含めれば数兆円の巨大市場が大阪・関西に生まれ、年々成長していきます。これからの時代、デジタルとも融合することで、遊び、体験に関するこの市場はとても魅力的で、また地理的要因なども近隣に古都京都を配することなどから大阪に優位点が多い新たな産業だと確信します。コロナによってせっかく芽生えた観光業が衰退しないために、この取り組みが一助となることを願います。
また、次年度堺高石においてASPAC(JCのアジア会議)が開かれることも決定しており、堺高石青年会議所の皆様と連携しながら、今回の提携店舗を選出させて頂きました。
プロジェクトを立ち上げた背景
プロジェクト1
◆インバウンドの現状とプロジェクトの立ち上げ
2010年代、アジア太平洋のインバウンド市場は世界平均3-5%を上回る7%の成長を遂げ、中でも日本市場は年率17%と大幅に成長してきました。しかしながら、新型コロナウイルスルの蔓延により各国間の渡航が制限されたことで、訪日外客数が激減し、それによって地域の魅力発信の機会も減少するという悪循環が生じています。
渡航できない状況下においても、インバウンド需要の減少を改善することはできないのか、国内外に継続的に地域の支援者を作ることはできないのか