ロシア女子と山形の酒蔵の挑戦!ロシア初の酒蔵を作って日本酒を広めたい!!

ロシア女子と山形の酒蔵の挑戦!ロシア初の酒蔵を作って日本酒を広めたい!!
ロシアに住むAnnaの夢は、「自分の大好きな日本酒をロシアに広めること。」この夢を叶えるべく、山形県酒田市の酒蔵「菊勇」とともに「ロシア初の日本酒の酒蔵を作るプロジェクト」をスタートさせました!HARIO様とコラボしたリターン品もご用意しております!皆様のご支援、よろしくお願いいたします!

ンナのような若者は好んで飲んでいないのです。

想像していた味と全く違う。フルーティで繊細な味。「この時の衝撃は今でも忘れない」とAnnaは語っています。
初めて日本酒体験!
〜日本語通訳としての活躍〜
その後、すっかり日本に魅了されたAnnaは、並々ならぬ努力で日本語を勉強しました。そして、日本語を喋れるようになったAnna(Annaの日本語は、本当に美しいです)はロシアにある日系自動車メーカーに「通訳」として就職をしました。
入社した当時は、文化の違いや自分の語彙力のなさで、うまくコミュニケーションを図ることができませんでした。辛い経験もたくさんありましたが、パートナーであった日本人とAnnaをつないでくれたのも、実は日本酒でした。一緒に仕事をしていた日本人が日本酒が大好きだったこともあり、日本酒を通じ、仲をを深めることができたのです。

会社のメンバーと

〜日本酒を通じ、ロシアの更なる発展を願う〜 
私たち日本人にとってロシアは、未知の国であると思います。実は、ここ20年ほどでロシアは劇的な変化を遂げています。Annaが生まれた1990年代は、まさにソ連崩壊の動乱期。生活がままならない人もおり、経済は大混乱をしていました。それから20年たった2010年代には、ソチ五輪なども開催され、比較的経済が安定した兆しも見えてきましがそれも束の間、ウクライナ問題を起点とした通貨危機(デフォルト)や経済制裁をを経験し、大変不安定な情勢を抱えていました。それでもここ数年は飛躍的に成長を遂げ、アンナの住むサンクトペテルブルグでは外食産業が発展。多くのレストランが次々とオープンし、他先進国と引けをとらない状況です。人々は豊かさの証として、食事やお酒を楽しむことができるようになってきました。
日本酒の芳醇な香り、フルーティな味わいはワインにも似ており、ワインブームが到来しているロシアの食事に新たな彩りを加えてくれるに違いありません。(日本酒試飲会を開催し、一部のロシア人からも日本酒は好評価を得ています。)しかし、今ロシアではほとんど日本酒が流通していません。上述したように2014年ウクライナ問題をきっかけとしたロシアに対する経済制裁により、ロシア通貨のRUB(ルーブル)は大幅に下落し、直近は過去10年において最も低い水準となっています。海外品の流通制限もあり、諸外国からロシアに対する輸出はハードルが高くなっています。ごくわずか輸入されていますが、ものすごく高価で普通の人は手に届きません。ロシアでは、輸入代替政策も進み、輸入品のロシア国内での「内製化」が主流になってきています。

日本酒試飲会の様子サンクトペテルブルグで開催した日本酒試飲会このような背景がある中で、アンナは、自分が生まれたロシアやサンクトペテルブルグをもっと豊かにするためにも、そして輸入規制がある中でも「本物の美味しい日本酒」を人々に届けるためにも、ロシア現地に酒蔵を作りたいと考えたのです。さらに、現地で日本酒を製造することで、通常輸入することは困難な生酒を届けることができる。日本のお米や酵母を使った「本物」にこだわった日本酒を、ロシアで造り、自分が感動した日本酒の味を再現し、それを手に入りやすい価格で届けたいと考えています。ロシア人に日本酒の素晴らしさと大好きな日本文化を知ってもらいたいと願い、日本酒の酒蔵を立ち上げることを決意したのです。
世界遺産 ペテルゴフ
山形県酒田市の酒造メーカー「菊勇」との出会い

山形酒田市にある酒造メーカー「菊勇」は昭和48年、酒田市の3社4工場が将来のさらなる