【ご挨拶・初めに】
初めまして。まずは、当プロジェクトにご興味をお持ちいただきましてありがとうございます。私たち「ノラ」は、京都芸術大学舞台芸術学科の同期であるしおと、ひかりと西﨑わか那の両名によって構成されたユニットです。当団体では、旗揚げかつおうさか学生演劇祭vol.14参加作品として、2021年3月に「チョコレート哀歌」という作品を上演いたしました。同作は光栄なことにおうさか学生演劇祭vol.14にて最優秀劇団賞に選ばれ、本来であれば東京での学生芸術祭へ参加を予定していました。しかし新型コロナウイルス感染症の影響により、残念ながらその機会に恵まれませんでした。
しかしながらこの度、劇団三輪舎さんにご協力をいただき、合同企画として東京公演を行うことが決定いたしました。開催期間は8月中旬、東京はシアターグリーンにて、当団体は「チョコレート哀歌」を、劇団三輪舎さんは新作を上演いたします。今回の合同企画を成功させるため、皆様にご支援を頂戴できればと考えております。以下に詳しいコンセプトなどを紹介させていただいております。どうぞ、ご一読いただけますと幸いです。
※当プロジェクトは、ノラの「チョコレート哀歌」制作費用をご支援いただくためのプロジェクトです。公演自体は劇団三輪舎さんとの共同で行われますが、ご支援金は全てノラの制作費・運営費に使わせていただきます。劇団三輪舎さんへのご支援を募る内容ではございません故、ご注意ください。
【ノラとは】
ノラは、京都芸術大学舞台芸術学科の同期であるしおと、ひかりと西﨑わか那の両名によって構成されたユニットです。日常の中で忘れていける感情や、つい奥底に仕舞われてしまう感情、そういった脆く拗れた感情を逃すことなく掬い上げ、演劇として昇華することをコンセプトに置いた作品づくりを行なっています。通常であれば邪険にされがちな痛々しい主張に華やかで可憐な装飾を施すことにより、アンバランスで魅惑的な世界観を創造しています。ノラのこれまでの活動内容は、以下の通りです。
●2021年3月「チョコレート哀歌」於:space9(大阪市)
おうさか学生演劇祭vol.14参加作品として製作しました。美しく、自分に嘘の無いよう生きるということについて考えた作品です。生きていく限り、代償として汚れを覚え続けていく私たちの身体は、どうにもならないものなのか。汚れを拒み続けた先に待ち受けるものは、なんであるのか。そういった思考をベースに、二人の少女の無邪気なやり取りが展開していきます。
撮影:小嶋謙介
●2021年5月「春になる 決心をしている」於:喫茶フィガロ(京都市)
カフェ公演として企画していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、急遽映像作品として製作しました。初経を迎えた少女の、乱暴に変わりゆく身体とそれを拒む精神の乖離を表現した作品です。どれだけ苦しんだとしても人はいずれ痛みを忘れ、次の季節に向かう。そんな切ない当たり前を、薔薇と少女のやり取りの中で、詩的要素を交えつつ描いています。
撮影:浦賀わさび
【チョコレート哀歌、作品コンセプト】
ー自分を愛して生きる、ということについてー
あなたは自分を愛していますか?
私はあんまり、愛せていません。
だから自分のことを大事にできなくて、簡単に消えたくなってしまいます。
そういう人が、最近多いみたいです。
生きることに意味を見出せなくて、どう振舞えばいいかわからなくって、一人でうずくまってしまう。
本当は傷を負っているのにそれを主張できなくて、スカ