はじめに・ご挨拶
皆様、初めまして。私は滋賀県・信楽で陶芸をしている奥田英山と申します。
実家を継ぐ形で高校卒業と同時に地元の伝統産業「信楽焼」の技術を本格的に学び始め、今日まで60年以上陶芸家として活動を続けています。
信楽焼の文化を県外の方にも知っていただきたいと思い始めた「陶芸教室」や「展覧会」では『芸術としてだけではない陶芸』を楽しむたくさんの方と出会い刺激も受けました。
無心で粘土を捏ねることがストレス発散になったという方、童心に返ることができたと喜ぶ方などに出会う中で、陶芸を通じてもっとこういう清々しい気持ちになる方を増やしていくにはどうしたらいいのかを考えるようになりました。
私たちの地域のご紹介
信楽は古くから焼き物が盛んな町としてありました。町の合併なども経験しましたが、「信楽焼」の文化は途絶えることなく今も続く大切な産業です。他にも、お茶や忍者、狸の置物なども有名です。
NHK朝の連続テレビ小説「スカーレット」の舞台になり、少し注目されたこともありましたが今は静かな町です。
◎信楽焼について
日本六古窯の一つに数えられ、土中の鉄分が赤く発色して緋色(火色)になる特徴があります。緋色(火色)の陶器には少し光沢があり、見る角度によって変わります。是非、実際に見て感じてください。
プロジェクトを立ち上げた背景
月に数回、私の自宅でも陶芸教室を開催しています。茶道具や花器、家で使う食器を作られる方が多いですが、お祝いや贈りものとして作られる方もいます。
それぞれ思いが込められた作品なので、いち早く焼き上げてお渡しをしたいのですが、この作業にとても時間がかかっています。作品はガス窯と電気窯で焼いているのですが、今のペースでは教室の開催毎にお渡しがどんどん遅くなってしまうのが現状です。
今回このプロジェクトでご支援いただいた資金で穴窯(窖窯)を新しく設置し、作品の完成期間を短縮することで、一日でも早く作品をお届けしたいと思っています。
実は以前、薪で焼く穴窯(窖窯)があったのですが長年使っていくうちに修繕が難しいほどに崩壊してしまいました。一人で焼き物を焼く分にはこのままでもよかったのですが、信楽焼を知っていただく機会になればと思い、この度クラウドファンディングに挑戦することにしました。
穴窯(窖窯)の製造は地元信楽の企業・窯工房labさんに発注します。窯工房labさんは信楽らしい穴窯(窖窯)作りに長けていて、陶芸家・茶人としても有名な第79代内閣総理大臣・細川護煕氏関連の工房の窯の製造も担当された信頼のある企業です。集まった資金は穴窯(窖窯)設置の他、穴窯(窖窯)で使用する薪の保管倉庫の設置費用にさせていただきます。
資金の使い道
・穴窯(窖窯)の新調工事の一部として
・薪の保管倉庫の設置費用
・クラウドファンディング手数料
実施スケジュール
[2021年7月] プロジェクト開始、穴窯工事開始
[2021年9月] プロジェクト終了
[2021年10月] 穴窯工事、薪の保管倉庫設置の完了
[2021年12月] リターン品の発送
リターンのご紹介
今回、リターンでは今回のプロジェクトで完成した穴窯の刻印入りの初窯作品をお届けいたします。
初めて使う窯は温度と湿度の調整にコツがいるため、長年使っている窯とは違った独特の焼き上がりをお楽しみください。
◎3,000円
お礼の手紙
直筆でお礼状を書かせていただきます。
◎5,000円
陶芸教室参加券(有効期限なし)
※事前にお申し込みが必要と