はじめまして、元プロランナーの池上秀志(いけがみひでゆき)です。大学卒業後、実業団からのスカウトは全て断り、ドイツ人コーチの元で「プロランナー」として走る道を選びました。
現在はウェルビーイング株式会社を立ち上げ、オンラインで長距離走・マラソンに役立つ情報を届けつつ、今もなお自分も走り続けることで、あらゆるトレーニングのテストと分析を続けています。
長距離走、マラソンのイメージはどんなものですか?
「つらそう!」「とにかく頑張ってる!」「持久力勝負!」…。
確かにそうです。私自身も長距離走は「技術を要しないスポーツ」とも思っています。
でも誤解しないで!!
技術を要しない、というのは「がむしゃらに頑張ればいい、単純なこと」ということではありません。
例えば1日野球教室で「ここに気をつけてスイングしてごらん」と教えられて実行したらコツを掴んでスコーンと気持ちの良いバッティングができるような、そういうパッと実感が得られるような即効性のある「技術」がないということ。
長距離走は、仮に大会が3ヶ月後にあるとしたら、それまでの期間のトレーニングのスケジュール・内容・リカバリーなどの知識に基づいた「長期的な取り組み方」が重要であり全て。それこそが、長距離走の技術なのです!
だからこそ、「読む」という形で、その人の根っこにじわじわと染み込み、長期的にそばに置いて繰り返しインプットすることができる「電子書籍」という形で、「長距離ランナーが走る前に知るべき3本の柱」を伝えたいと思いました。
「元プロランナー」である私のこれまでを少し話させていただきます。
元は野球少年。野球の走りを高めるために中学時代に始めた陸上でしたが、気づけばどっぷり陸上の世界に。高校時代は、陸上の名門洛南高校で3年間全国高校駅伝に出場するという経験をさせていただきました。
京都教育大学へ進学し陸上部に入ったものの、「マラソンに全ての時間を注入したい!」と、2年時に退部。とあるインタビューで「練習時から自分を限界まで追い込む、強く熱い心の持ち主。生活面から全てをマラソン中心に組み立てていた」と先輩が語るほど、自分でもとことん突き詰めるタイプだったと思います。
大学時代には、谷川真理ハーフマラソンにて優勝間違いなしと見られていた最速公務員川内優輝選手をぶっちぎって優勝、という実績も。
卒業後は、ドイツ人コーチDieter Hogenのもと、ケニア・オーストラリア・ニュージーランド、オーストリアなど、各地で世界のトップランナーとともにトレーニングを積みました。ここでも常に「どうやったら速く走れるか」を追求し、彼らと切磋琢磨しながら数々の大会で実績を残しました。
【池上秀志 プロランナー期 大会実績】
大阪ロードレース優勝
ハイテクハーフマラソン二連覇
ももクロマニアハーフマラソン2位
グアムマラソン優勝
大阪マラソン2位 (2時間13分41秒のタイムを出し日本人トップでゴール。現在も日本人歴代3位の記録)
4年間のプロランナーとしての活動を終え、現在は最初に自己紹介したとおり、ウェルビーイング株式会社を立ち上げ、副社長の深澤哲也と共に、HP・ブログ・YouTubeなどを通じて月間約10万人の方に様々な無料コンテンツを提供。また、過去1年で数百人の市民ランナーの方を指導し、多くの方の結果を導き出しています。
サブ3(サブスリー)やサブエガという言葉は、マラソンランナーならきっと憧れのキーワード。(ちなみに初めて聞いた人のために説明すると、サブ3はフルマラソンを3時間