いただきたいプロジェクトのことをお話します!
来たる2021年9月5日(日)、愛知県東海市にある太田川駅前広場(名鉄常滑線/河和線)に隣接された、東海市芸術劇場多目的ホールにて、演劇公演「幸せへの軌跡」を開催いたします。
実はこの演劇公演、今年当初に発令された緊急事態宣言のため、2月に上演する予定でしたのを苦渋の選択で延期を決定しました。演者のみなさんや公演を楽しみにお待ちいただいていた方にもとても申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
今回無観客公演であっても必ず公演を開催する!と、演者、関係者のみなさまと「幸せへの軌跡」を必要な人に届けるというお互いの強い意思確認を持って開催を決めた公演です。
この公演をきっかけにして地域のみなさまがつながり、それぞれの分野において新たな一歩を踏み出す一助となることを一同心より願っています!
リハーサルの様子
《公演内容》
3名の大人の女性のひきこもり体験がテーマの3部作のストーリー展開。
社会との関わりから離れてしまった人たちへ情報を発信する、ウェブサイト「スマイル」を立ち上げた小野田 直子の取材シーンから始まる。
取材を受けるのは鬱やひきこもり支援団体「はぐはぐ」代表の、はぐママこと森 茉莉他、団体のサポートを受けた女性3名がそれぞれひきこもっていた過去を振り返り当時の体験を語る。
第1幕 ひきこもりのきっかけ(ただ、受け取ってもらうこと)
ー登場人物ー
前田 恵美子 40歳 高校卒業後18歳で工場に就職。21歳~25歳までひきこもる。現在はセミナー運営会社事務スタッフ。 講師になりたいと思っている。
佐倉カナ(恵美子の同僚)/工場のおばちゃん/医師/美香(恵美子の同僚)/たまご王子/やや姉
第2幕 ひきこもり脱出期(シングルマザー編/主体的に動いてもいい)
ー登場人物ー
酒井 冴子 39歳 バツイチ、一児の母。8年のブランクがあったが、現在は自家焙煎珈琲を提供する自然派カフェで、現在週5日のパートをしている。ベランダガーデニングが趣味、手作りピクルスが好き。
タカシ(冴子の長男)/黒木(カフェ店長)/藤森(学童の先生)
第3幕 ひきこもり経験後(働き方/自分の希望を伝える勇気)
ー登場人物ー
田中 由紀子 29歳 23歳の時の事故が原因で足を悪くし退職。現在は教育系出版社勤務。自身の経験から学んだことを世の中のお父さんお母さんに本を届けたいと思っている。
服部 順子(会社の先輩)/安藤課長(上司)/ニャン太先生/にゃん子
※登場する人物は実存しません。
※複数の実体験を元に作られたフィクションです。
ベースとなる台本は私が各学校でお伝えしている講演の内容なのですが、公演の依頼をさせていただいた「観た人から幸せが広がる演劇team 美女優部」さんの脚本により、ユーモアとアドラー心理学を取り入れつつ、何度も何度もブラッシュアップを繰り返してきました。
※出演 美女優部
美女優部は、アドラー心理学の考え方を元に、”学べる演劇” や ”対話” を大切にしている劇団です。一人ひとりの在り方を尊重し、脚本から演出すべてチーム全体で創り上げています。観た人から幸せが広がる演劇teamとして、表現力を高めるオトナの部活動のように定期的にレッスンを開催しており、「いのちをいただく」「嫌われる勇気」など朗読や演劇というスタイルで、世の中で話題になった作品やオリジナル脚本を上演しています。
また、そのメンバーの体験談なども取り入れ、社会福祉士/保育士/公認心理師