」を持っている方もいらっしゃると思います。しかし、これからの時代、「ただいま。」と帰れる場所がもう1つあるって素敵じゃないですか?未来の故郷は生まれた場所じゃなくていい。どこか懐かしく、ほっこりした気持ちになれる。うれしい時も悲しい時もありのままでいられる。そんな故郷を皆さんと一緒につくりたいのです。そのなかで24軒のタイムカプセルを開けていくなんてワクワクしませんか?( *´艸`)
私たちは、みんなの未来の故郷づくりに関わる皆さんのことを「結人(むすびと)」「里人(さとびと)」と呼んでいます。「結人」「里人」の皆さんとの繋がりの「結」が広がっていき、これからの未来へと続いていってほしいと願っています。
そんな懐かしい未来への第一歩として、つくろうとしているものがあります。
・「結人」「里人」を結ぶ場所
・移住者定住の鍵となる収入源を確保できる場所
・地域にある魅力を感じてもらえる場所
それが、茅葺き屋根のおむすび屋さん「むすび屋 弥右ヱ門(やうえもん)」です。
過去と未来、人と人とを「結びたい」という想い、地域の綺麗な水で育つ美味しいお米を使いたいという想いからおむすび屋に決めました。和歌山の食材はとにかく美味しい!(๑>◡<๑)そんな和歌山の美味しいがぎゅっと詰まったおむすび屋さんです。食材だけでなく建物も徹底的に地域のものでつくりますが、新しい茅葺き文化の宣伝塔にもなるようにと、建物の見た目の斬新さにもこだわります。伊勢神宮にもみられる稲作文化と茅葺きの関係を、私たちは茅葺きとおむすび屋のマリアージュで伝えていきます。▲志高庵にて活動のお昼ごはんにおむすびを作る学生たち。しかし、おむすび屋さんの屋根を茅葺きにしようとすると屋根工事の約30~40%が屋根材の茅にかかるため、高額になるという問題があります。そもそも茅葺きは、自分たちの地域にある植物で葺かれていたものであり、輸送コストは以前はそれほどかからなかったはずです。幸い和歌山県には生石高原というススキで有名な観光地があります。 「和歌山の屋根は和歌山の素材で葺きたい!!!」 そんな熱い思い(夢)と、材料費、および輸送による環境への負荷やコストを抑えるため(現実)、おむすび屋さんの屋根には自分たちで刈った生石高原の茅を使用します。そうすることで昔ながらの茅葺きのやり方を再現します。昨年度の茅刈りで900束を集めることができたという経験を活かし、今年も自分たちでおむすび屋の屋根に必要な茅束数800束を全て集めます!▲茅刈イベントで集めた沢山の茅束!トラック一台では運びきれません!(笑) 〇生石高原での茅刈り! ▲左:生石高原での初めての茅刈り。茅葺き職人の相良育弥さんによるレクチャー。 右:学生主催茅刈りイベント開催。900束もの茅束を集めることができました。 また、茅場の保全は、ススキの炭素固定機能によるCO₂の削減や生物多様性の維持にも大きく貢献します。だから私たちは、茅場を保全し、生石高原の美しい景観を守るために、今後も生石高原での茅刈りイベントを継続して行います。 〇自分たちで刈った茅で茅葺きの竪穴式茶室づくり!▲徹底的に地域のものにこだわった「結門」。 相良育弥さんや沖元太一さん、そして地域内外の大勢の方々に協力していただきました。 〇筑波まで学びに!茅葺きワークショップ参加! 〇阿蘇の「茅葺」「茅採取」ユネスコ無形文化遺産登録フォーラムにスタッフとして参加! 〇ナショナルトラスト協会、かややね会議の皆さんと意見交換会! 〇経営から人生まで!株式会社あな