うのが現実です。
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プロジェクトリーダー:山浦 久美子(スタッフ名:くっこさん)
埼玉県草加市出身。明治学院大学国際学部卒。
卒論研究のためバングラデシュのグラミン銀行を訪れたことが、社会問題に目を向けるきっかけとなりました。グラミン銀行が提供するマイクロクレジット(少額信用貸付)により、貧困に苦しむ女性たちの生活が劇的に変わる様を目のあたりにし、有効な仕組みさえ作ることができれば、社会は変わることを知りました。また、ODA(政府開発援助)によるマイクロクレジット支援に取り組んでいた国際NGO「日本リザルツ」では、政策提言の大切さを学びました。
米国にあるシュタイナー教育のキャンプヒルにて4か月間、知的障がいを持つ子どものボランティアをした後、夫ともにブラジル・サンパウロに移住。5年間滞在し、2児を自宅で出産しました。好きで移住したため仕事も自ら作り出さねばならず(ネットショップを起業)、暮らし向きは厳しかったですが、現地の人々に支えられ、子どもに優しいブラジル社会で、幸せな子育て生活を送ることができました。
2011年、東京葛飾区在住の折に福島原発事故が発生。浄水場から放射性ヨウ素、区内の公園からも高濃度の放射性セシウムが検出され、身近な人が甲状腺がんで死去したこともあり、その年の秋に福岡県古賀市へ母子避難しました。見ず知らずの土地で1歳から小1までの子ども3人を一人で世話するのは本当に大変で、ノイローゼになりそうな中、避難母子の支援団体やまわりの人々に助けられました。
古賀市では、放課後の子どもの居場所づくりとして、夕方5時まで学校にランドセルを置いたまま遊ぶことができる「放課後子ども教室」の1校目の立ち上げに携わり、支援員も務めました。現在、古賀市では、すべての中学校区内に児童館が設けられ、すべての小学校で放課後子ども教室が実施されています。
三重県鈴鹿市へは2017年4月に移住してきました。縁あって、住むことになった鈴鹿市です。
今の夢は、地域のコミュニティづくり促進のため、 岐阜県高山市 の「さるぼぼコイン」や千葉県木更津市の「アクアコイン」、東京都国分寺市の「ぶんじ」、神奈川県鎌倉市の「菌kin」などにならい、使用期限付きの“地域通貨”を作ることです。
お金は溜めこまず、地域の中でどんどん循環させることで地域を元気にすることができます。人々が自分のできること、得意なことで社会に貢献し、みんなが幸せになれる社会、子どもを大切にし、若者たちにお金を回し、彼らの挑戦を応援する社会を、この鈴鹿市で築いていけたらと思っています。
2016年8月、鈴鹿子ども食堂「りんごの家」を開設。参加者は延べ2000人以上。コロナ禍の現在は、フードパントリーを同時開催し、約30世帯への支援を行っています。
毎年夏休みには子どもたちに職業体験の機会を与えることを目的とした「子どものやりたいやってみようを育てよう」イベントを開催。子どもを見守る大人の証「みまもりんごストラップ」の普及活動や、子育て応援サイト「子ども見守り隊」の制作・運営を行っています。
2020年、「子どもの居場所づくりを考える会」事業部を設置。未就学児から若者まで切れ目のない子どもの支援に