【三重鈴鹿市】目の前の子どもを笑顔に!生きづらさを抱える子どもたちの居場所づくり

【三重鈴鹿市】目の前の子どもを笑顔に!生きづらさを抱える子どもたちの居場所づくり
「どの子にも笑顔でいられる居場所を!」との思いから、不登校の子どものための“フリースペース”、外遊びの好きな子どものための“遊べる畑づくりプロジェクト”、インドアタイプの子どものための“ボードゲーム倶楽部”をスタートさせました。活動を継続し、さらに発展させていくために、ご支援をお願い致します!

ロジェクト」は、毎月第2日曜日の10時~16時、第4日曜日の14時~17時に開催しています。

10時開始の全日プログラムでは、子どもたちが薪を割り、火を起こして、昼食作りもしています。

男の子たちは火起こしが大好き!

【今後の予定】
6月:看板づくり、麦の刈取り&脱穀
7月:ピザ窯づくり、古タイヤのアスレチックづくり
8月:竹のそうめん流し、じゃがいもの植え付け
9月:ターザンロープづくり、米の収穫&脱穀
10月:秘密基地づくり、地域の方とのバーベキュー
11月:竹の伐採、さつまいもの収穫
12月:竹の伐採、ツリーイング体験
1月:しいたけの菌打ち、竹ドームづくり
2月:竹ドームづくり
3月:竹ドームづくり、夏野菜の育苗、じゃがいもの植え付け

竹ドームは育苗や作業場として活用する予定で、こんな感じのものを作れたらいいなと考えています。
「NPOみんなの畑の会」製作の竹ドーム

②竹パウダーを使った「生ごみコンポスト」の普及

ボランティアスタッフのやーまんが、微生物の働きにより自然のものは自然に還る仕組みを子どもたちに知ってもらうために、竹の粉砕機をレンタルして竹パウダーを作り、竹パウダーを利用した「生ごみコンポスト」の普及を考えています。

水分の含有量が多く燃えにくい特性を持つ生ごみは、焼却の際に膨大なCO2やダイオキシンの発生が懸念されています。竹パウダーによる生ごみコンポストは、竹パウダーに生ごみを混ぜるだけという手軽さで、しかもきれいな土に還ります。

放置竹林の整備もでき、生ごみ問題の解決、土づくりと一石三鳥の優れものです!

③養蜂に挑戦

ボランティアスタッフのてっちゃんが、ミツバチの巣箱を作ってくれています。世界の作物の3分の1を受粉しているといわれるミツバチは今、農薬により激減しているそうです。うまくいくといいですね。

中学を不登校のまま卒業し、就職したもののコロナ禍の影響で退職した前述のN子さん(16歳)の場合、両親は離婚、母親は別の家庭を持ち、養育義務のある父親は恋人のもとで暮らしており、中学3年までは2週間に一度、父親から与えられる3,000円で食費をまかなって生活していたとのことでした。

その後、飲食店のアルバイトに就いたものの、コロナ禍のためシフトが入らず、携帯代と父親から請求される家賃代が払えず、3日後に携帯が止められるという時に相談を受けました。携帯が止められては支援もできなくなるため、携帯代を立て替え、食料品や日用品を提供しています。

鈴鹿市には生活保護受給の相談に行きましたが、貯金・所持金0円でも、市の見解は「養育放棄には該当しない」とのことで、直接本人が生活保護を受けることはできず、父親に収入があるため、養育の義務があることを指導することしかできないと言われました。児童相談所の施設も学生ではないため利用できず、“一時保護”のみ利用可能とのことでした。

しかし、一時保護では携帯が取り上げられるため、アルバイトも探せず、友達ともコンタクトが取れなくなります。「未成年に携帯は必需品ではない」とのことで、「生命か携帯か」を選ぶように言われました。一時保護を受けたところで生活改善のめどは立たないため、N子さんは携帯を選びました。

親がいなければ受けられる支援、学生であれば受けられる支援、成人であれば受けられる支援があります。しかし、親が養育放棄で、学生でもない未成年の場合、制度の狭間にあって、非常に厳しい状況に追い込まれます。

親からの支援を受けられず、困難な境遇にある若者たちに、アルバイトが