皆さま、はじめまして。
大阪府大阪市に本店を構える、株式会社WVCコンサルティング 代表取締役の山下です。
弊社は、ソーシャルビジネスを根幹とし、事業を営んでいます。
事業の概ねは「食」に関わりをもっており、「命を継なぐ”食”」から豊かな社会を築こうと、設立した会社です。
私どもは小さな会社ではありますが、2030年に向け、国際平和、国際友好の一つのサンプルをつくりたいと考えています。
それは2030年に、発展後進国であるベトナムにおいて、和食に特化した非営利の調理師学校を開学することに始まります。
ベトナムは近年、高い経済成長を遂げてはいますが、いまだ絶対的貧困率が15%に上ると言われ、一部農村地域においては35%に至るとの調査があります。
また、小学校以後の進学率が低くあり、望む就労機会が非常に少ないと言える状況です。
弊社が目指す調理師学校においては、高い水準にある日本の教育プログラムをベースにし、失われた普通教育をも、能率的にカバーしていきたいと考えています。
そして、生徒が修学を終えた折には、労働者不足が危惧されている日本をはじめ、世界各国を視野に入れた、グローバルな就労機会を得ていただくことを重要視していきます。
私ども(株)WVCコンサルティングは、SDGsの取り組みを通して、地球コミュニティから飢餓をなくし、また国家間の不平等をなくし、働きがいと経済成長の両立を築いていただきたい、とのメッセージを世界発信していきたいと考えています。
SDGs(持続可能な開発目標)が採択された国連サミットにおいて、「地球上の誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことが全会一致で誓約されました。
その誓約から見出せる現代の根本課題として、「育成」「教育」「再挑戦」の機会をどう創出し、提供していくかが挙げられると思っています。
『青年が「学び」を求める』ことは、先進国の私たちも、良く理解していることかと存じます。
そのような中で、ベトナムの進学率の低迷と貧困が、一元的なものであり、農村地帯のような郊外に偏傾しています。
2000年代に入り、日本の援助政策やベトナム政府によって行われた、農村部の基礎インフラ整備が、農民の生活水準の向上、飢餓の撲滅、継続的な貧困者数の減少に有効的でした。
しかしながら、経済の著しい発展プロセスにおいては、「習学への再挑戦」を望む青年層が、「学び」と「就労」から取り残されることが想定されます。
2013年、「和食」はユネスコ無形文化遺産に登録され、世界が尊重する文化に位置付けられました。
その「和食」の調理には、高い技術が必要とされます。
ベトナムにおける貧困層の青年たちに、高く、汎用性のある技術を身に付けてもらい、世界観を大きく広げてもらうことも、いま世界一体に取り組むべき、国際目標の一つと言えるのではないでしょうか。
出典:JICA「ベトナム貧困プロファイル」
出典:外務省,https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/gnp_2.html
私はサラリーマン時代、人材サービス業界で実績を積み上げておりました。
その頃、就労支援の経験を人材育成の分野で活かそうと、考えていたことが、今回プロジェクトを企画した一つのきっかけでした。
非営利で学校法人を運営する以上、弊社は会社体制に永続性を補い、また不況に強い事業づくりをしていかなければなりません。
皆さまからこのプロジェクトにご支援をいただけた場合、弊