失われた城郭「利神城(りかんじょう)」の魅力をより多くの人に知ってもらいたい!

失われた城郭「利神城(りかんじょう)」の魅力をより多くの人に知ってもらいたい!
かつて因幡街道の宿場町として栄えた兵庫県佐用町の平福地域にある利神城(りかんじょう)。現在は城郭は失われ石垣は崩落しているため許可のない登山は禁止されていますが、2017年に国の史跡として認められたこの城と、地域の魅力をもっと多くの人に知ってもらうため、クラウドファンディングを立ち上げました。

はじめまして!兵庫県佐用町の「株式会社かのね」です。

私たちは、地元・兵庫県佐用町を盛り上げるため、地元の有志らを中心に設立されたまちづくり会社です。

佐用の観光地である利神山(標高373.3m)の山頂にある総石垣造りの城跡・利神城跡は、2017年10月13日、国史跡に指定されました。

そんな利神城跡をもっと多くの人に知ってほしい、その魅力をもっとたくさんの人に広めたいという思いで、今回我々は、このクラウドファンディングを立ち上げました。

ぜひ、ご一読いただければと思います。
利神城跡(りかんじょうせき)とは

利神城跡(りかんじょうせき)のある兵庫県佐用町平福は、播磨国姫路(兵庫県姫路市)から因幡国鳥取(鳥取県鳥取市)へと続く因幡街道の宿場町として栄えました。

この平福は、あの宮本武蔵が幼少時を過ごした町としても知られ、当時の名残を感じることができる街並みが魅力的な佐用町を代表する観光スポットです。

そんな平福地域にある利神城跡は、およそ700年近い歴史を持つ古城で、室町時代には別所氏、戦国時代には宇喜多氏らが山城を築城しました。

江戸時代初期にには池田氏が姫路城の支城として、三重の天守を構える城を建てました。

標高373mの山城は朝霧の名所でもあり、天守があった頃はその姿が霧の上に浮かんだ偉容から雲突城(くもつきじょう)とも呼ばれていたそうです。

石垣の崩落により危険なため現在は原則登山禁止となっておりますが、2021年4月より町の認定ガイド随伴であれば特別に登山することも可能で(下記リンク参照)、今後石垣の修復や城址の整備が進み次第、一般開放される予定です。

2017年に国の史跡にも指定されたことにより、地域でももっと利神城を知ってもらいたいという機運が高まり、地元の有志が集まって本プロジェクトが立ち上がりました!
かのねの取り組み

このプロジェクトを実施する株式会社かのねは、佐用町の地域活性を目指して活動するまちづくり会社「合同会社鹿青年部」と、各地で古民家再生などを通じて地域活性事業を行う株式会社NOTEが協業し、2020年に発足しました。

名前の由来は、二つの社名(鹿・ノオト)を掛け合わせ、山から聞こえる鹿の鳴き声や足音を感じてほしいという想いから、鹿の音(かのね)と名付けました。

かのねは現在、平福で大正期築とみられる「旧木村邸」と「旧木村酒造の酒蔵」を改築し、古民家一棟貸しのホテル「NIPPONIA 平福宿場町」(佐用町平福697-1)と「酒蔵レストラン kumotsuki(くもつき)」(佐用町平福字下町475-1)を2021年7月オープンに向けて準備中です。

支援金の使い道

今回のプロジェクトで皆様から集めさせていただく支援金については、かのねが主導する利神城関係の広報や平福のまちづくり活動に使わせていただきます。

例として、酒蔵を改装して作るレストラン「kumotsuki」内に、地域の人の起業をサポートするチャレンジショップを検討しております。

チャレンジショップは、この地域で起業をしたい方が、コストを抑えながら実験的にその事業のテストを行える仕組みで、店内のブースを利用して、コストを最小限に抑えながら仮の店舗を開くことができます。

また、同店で利神城跡や平福の川端風景を楽しむことができるウッドデッキを設置することで、一人でも多くの人にこの地域の風土を知ってもらう環境を整備したいと考えています。

これら以外にも、今後の平福で実施するイベントや、道の駅などで配布するマップなどの印刷物の制