はじめまして、旬果瞬菓 共楽堂と申します。
私たち共楽堂は広島県東部に位置する三原市で昭和8年に創業した菓子店です。近年は地元以外の関東・関西圏の百貨店などへも出店させて頂き、現在全15店舗で展開しています。
和菓子・洋菓子といったジャンルにはこだわりはなく「旬の果物や穀類、野菜などを大胆に使い、その一瞬輝くお菓子をお客様に提供していくこと」をコンセプトとして掲げており、そのコンセプトが店名にも冠している「旬果瞬菓(しゅんかしゅんか)」です。
「必要以上に手を加えず、素材本来の味・形を生かしたお菓子作り」、そんな私たちの思いを実現するために必要不可欠なのが、こだわり抜いた旬の“果物や野菜”。ぶどう・トマト・いちご・栗・柿など、素材は季節ごとに変わりますが、農家さんが大切に育てた旬の美味しさ・思いがお客様の手もとに届くようなお菓子作りを心がけています。
■このプロジェクトで実現したいこと
弊社の主力商品は夏場(5~9月)に販売している「ひとつぶのマスカット」です。
材料となるマスカットは長年、岡山県内の契約農家さんから買い付けており、毎朝入荷するマスカットをひとつぶずつ求肥(ぎゅうひ)で包んで仕上げています。誕生から40年を越える共楽堂の代名詞ともいえる看板商品です。
しかし、昨年春以降の新型コロナウィルスの影響により、共楽堂店舗への客足も大きく遠のきました。昨年の緊急事態宣言の際には、百貨店など大型施設内の店舗は軒並み休業や短縮営業となり、社内で営業できる店舗の方が少ないような状況もありました。
結果、2020年夏のマスカット・ピオーネの仕入れ量は一昨年の50%程度にまで落ち込んでしまいました。
もちろん共楽堂としても、急きょ新商品を開発して他のお菓子に利用したり、オンライン上で農家さん応援企画や各種キャンペーンを展開し、農家さんへの影響を軽減しようと努めましたが、買い付け量の減少は避けられず、農家さんには本当に申し訳ない状況となってしまいました。
そんな中でも、長年の付き合いがある農家さんからは「何とかするから気にしなくていい、共楽堂さんこそ頑張って!」と逆に激励を頂くことさえありました。
そこで、今年2021年こそは大切に育てて下さっている農産物を無駄にせず、ひとつぶでも多く農家さんから買い付けてお菓子として届けたい、と考えクラウドファンディングを利用させて頂くことになりました。
契約農家さんが丹精込めて育ててくれたマスカットを余らせて無駄にしてしまうことは素材を大切にと謳っているメーカーとして最も避けたいことです。ひとつぶでも多く、たくさんのお客様にお届けするためにも皆様のご協力をよろしくお願いします。
■リターン品に含まれる商品のご紹介
「ひとつぶのマスカット」
「ひとつぶのマスカット」は、昭和54年、『よそにないものを作ってお客様に喜んでもらいたい!』という共楽堂の創業者のシンプルな願いから誕生しました。朝摘みの新鮮な「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を、求肥(ぎゅうひ)で包んだお菓子で、フルーティーでみずみずしいマスカットの爽やかさと、ほんのり甘い求肥の絶妙なハーモニーをお楽しみいただけます。
「ひとつぶのマスカット」は求肥を極力薄めに包むようにしており、フルーツを厚めのお餅で包む「大福」とはやや異なる、食感や味わいです。またひとつぶごとに形状が違うため、機械では薄くきれいに包むことが難しく、一貫して手包みにこだわっています。
誕生から40年以上になりますが、新鮮なマスカットをひと粒ずつ手作業で包