「京都に元気がない。」
昨今の緊急事態宣言により、「飲食店」のみならず「卸し」、「生産者」の方も苦しい状況が続いています。
京都から京都の「飲食店」「卸し」「生産者」が一体となって何か明るいニュースをお届けできないか!
そのような想いをもって誕生した「宇治抹茶チーズケーキ」をご紹介いたします。
「チーズと蜂蜜は相性がいい」そんな声を我々は多く聞いてきました。
実際このプロジェクトにおいてもチーズケーキと合わせるのは蜂蜜ではないかという意見が多くあり、実際に進めることとなりました。
しかし、チーズを知り尽くし、試行錯誤を経て作り上げたチーズケーキに一般の蜂蜜を併せる。そのようなこだわりのないことを我々のプライドが許すわけもありませんでした。
原価ビストロチーズプラスで取り扱うチーズは30種類以上。
そのすべてのチーズに同じ蜂蜜を合わせて総じて相性が良いと言えるのであろうか?
答えは「ノー」です。
この問題を解決できる方法はただ1つ。我々チーズのプロフェッショナルと蜂蜜のプロフェッショナルが手を組むことです。
チーズを知り尽くした我々と蜂蜜のすべてを知り尽くした蜂蜜のプロ。その二つがマリアージュしたときすごいものが作れるのではないか!!
そう考えた我々は京都の蜂蜜のプロフェッショナルを訪問しました。
京都のはちみつ専門店 ミールミィ
京都の中心地に1930年創業の金市商店が運営する老舗はちみつ専門店ミールミィとのタッグを結成!
フランス語でミール(miel)=はちみつ、ミィ(mie)=私の
「私だけのはちみつ」
その名の通り店内には100種類以上のはちみつがずらりと並びます。
蜂蜜がどのような環境で、どのようにして採られているのかを自らの目と舌で確かめ、そうして仕入れた「安心・安全で高品質な蜂蜜」だけをお客様に届けたい。
そう語るのは金市商店代表取締役 市川拓三郎 人呼んで、「ハニーハンター」
蜂蜜の仕入れは市川氏が自ら行います。
日本中、世界中の養蜂家を訪ね、時にはトラックを借りてその場で買い付ける。それが彼のスタイルであります。
1年間に食べる蜂蜜は300種類以上、移動距離は約52,000km(地球1.3周分)を超える、これこそがハニーハンターと呼ばれる所以であります。
市川氏のプロデュースする蜂蜜にはトーストに合う蜂蜜や紅茶に合う蜂蜜など、食べ物に合わせた蜂蜜を提供しています。
過去にはチーズに合う蜂蜜を提供していたこともあるというが、結局我々と同じ悩みであるすべてのチーズに同じ蜂蜜を提供して果たして合うと言い切れるのだろうかという問題に直面し、提供を取りやめたといいます。
そして、同じ悩みを持つ者同士、それぞれのプロフェッショナルが手を取り合い、チーズと蜂蜜のマリアージュの研究を開始しました。
京都の何かと一緒に楽しんで頂く本格チーズケーキを開発するとなると、一番に思いついたのが宇治抹茶でした。
そこで我々は、京都・和束町にある茶畑「京都おぶぶ茶苑」を訪問しました。
『僕たちがめざすのは、おいしいお茶をお届けすることはもちろんですが、おぶぶの活動を通して日本の農業を活性化すること、そして、日本の文化を世界に伝えていくこと。』
おぶぶとは、京言葉で「お茶」のことです。「日本茶を世界へ」を合言葉に僕たちは、
「誇るべき文化である、日本茶の魅力を世界に伝える」活動に取り組んでいる。
そう語るのは、京都おぶぶ茶苑代表・生産者である喜多章治氏。
京都から全国の皆様にワクワクして頂けるモノづく