ルーツの量・割合、洋酒の種類や分量、漬け込みの時間。季節によっても異なるバターの固まる速度。レーズンバターはシンプルな食材の掛け合わせがゆえに、ひとつひとつの工程が出来上がりに大きな違いを生み出します。
様々な要素をすべてクリアするために、いろいろな形を試しましたが、四角形が最も安定して味と見た目が均等になる形でした。
開発当初の試作品と現在の比較
そして、来る日も来る日も試作品を作り続け、様々な試行錯誤を経て、濃厚で後味の良い、満足のいくものが完成したのは、着想を得てから半年経った2021年の4月でした。
これまで1,000本を超える試作品を糧に、Jewelry Boxの特徴である四角型のフレーバーバターが生まれました。Jewelry Boxのフレーバーバターは1度に12本仕込みます。試作品の数は1,000本以上。
Jewelry Boxの原点である『料理長直伝のレシピ』はすでに完成されたレシピ。そのため、大きなアレンジはせず、昔ながらのレーズンバターの要素が残せるように追究しました。
そうしてまず、味を極めた王道のレーズンバターが仕上がりました。その過程でたどり着いたのが、先ほどお話したフルーツ感を最大限に引き出すバターベースです。
「フルーツ感」を生かすも殺すもバターベース次第バターベース次第でフルーツの良さを引き出すこともできますし、逆にフルーツ感を損ねてしまうこともあります。
ドライフルーツとの相性が抜群のバターベースが仕上がったからこそ、Jewelry Boxの名前の由来でもある、色とりどりの12種類ものフレーバーが開発できました。
「レーズンバターを最高のものにしよう!」と試行錯誤した中で仕上がったバターベースがJewelry Boxの核です。
フルーツ感を最大限に引き出すバターベースはJewelry Boxの核。ただバターとドライフルーツを混ぜるだけでは味に深みが出ません。
このバターベースをもとに、クリームチーズをブレンドし「練乳」「はちみつ」「ザラメ」などをうまく組み合わせることで、様々なドライフルーツにマッチしたブレンドで生み出されたのがリッチバターテイストシリーズです。
さらに、フルーツの味わいを深くするために、それぞれのドライフルーツを漬け込むリキュールにもこだわりました。
数十種類のリキュールを試し、それぞれのドライフルーツを絶妙に引き立てるブレンドを実現できました
リキュールの種類も配合分量もドライフルーツにより異なり、それぞれちょうどいいフルーツの味が引き出されるようになるまで数十種類のリキュールを試した上で厳選したものを使用しています。
リッチバターテイストシリーズは「レーズンバターを知らない世代」「お酒を飲まない人」「女性や子供」そんな人達に、スイーツ感覚で食べてもらえるように開発し、今では合計8種類のフレーバーを仕上げています。
確かな「フルーツ感」を求めてドライフルーツを厳選
また、さらなる挑戦として他のドライフルーツでも挑戦しており、今も試行錯誤の毎日です。
手に取っていただけるよう見た目にもこだわり、贈り物にもできるレーズンバター。そんな商品を提供することによって、レーズンバターの美味しさや魅力に気付いてもらえたら嬉しいです。
さらなるフレーバーにも挑戦中!(写真はいちじくです)
これまでのレーズンバターのイメージを刷新しつつ、往年のレーズンバターファンの方にも楽しんでいただけるよう、Jewelry Boxのレーズンバターは2シリーズご用意しております。
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