流したかもわからない情報を判断基準にし、比べることでますます生きづらさを抱える。
私はこうした「生きづらさ」を抱えた方とも、プロジェクトの中で関わらせていただく中で
「まずは自分のために美味しい味噌汁を作ってみようよ」
という提案をしてきました。
そしてもっともっと自分のために、大切な人のために美味しい料理を、という受講生の要望から生まれたのが今回の『ゼロからはじめる自炊塾』です。
『一番身近な“自分”を大切にする』ということの取り掛かりとしての『自炊力』
おだしプロジェクトのワークショップに参加をされた方々からの一番多いお声は
「自然素材の味噌汁がこんなに手軽でしかも美味しいなんて」
というご意見です。
「子どもが味噌汁を飲まないから作らない」
「身体にいいとわかっていてもあまり飲む気がしない」
こうした方々がおだしプロジェクトのワークショップを受けたその日から、味噌汁が美味しすぎて毎日飲む、というような劇的な変化をするのはなぜか。
その理由は“素材の力‘’にありました。
味噌汁を遠ざけていた方に共通していたことは
化学調味料や食品添加物が使われただしや味噌を使っていたことでした。
しかも多くの方は素材の内容や違いを知らないまま使っておられました。
違いを知った上で選ぶのはもちろん個人の自由ですが、素材のことを知らないままで選んでしまうことは自分の身体への思いが結果的に小さくなりはしないか、と私は思うのです。
自分を大切にすることの一番は
「安心で美味しい食べ物を、自分で自分にプレゼントする」
ことに尽きると思います。
しかも自分の手と時間をかけたものなら尚更です。
この素材は、誰がどうやって作ったものなのか。作り手に想いを馳せながら自分の食べる料理を作ることは、自分という人間を大切に扱うこと。
天然の素材は私たち一人一人が違うように、二度と同じものはできません。
食べ物を人任せにすることは人生を人任せにすることだと、私はそう思うのです。
毎日誰が作ったかわからない食べ物で体を作るのか、それとも自分が責任を持って選んだ食材で自分で料理をすることを選ぶのか。もちろん正解は人それぞれです。
大人である私たちはさまざまな選択肢から選ぶことができます。しかし子どもは自分が食べるものを選ぶことができないのです。
5歳からでも実践できる講座内容『ゼロからはじめる自炊塾』
おだしプロジェクトの講座で素材を厳選して作った味噌汁が簡単に作れるようになると、今度は別な料理を作りたくなります。
次は卵焼き、次は焼き魚、、、と、素材の良さを引き出す料理が簡単でかつ美味しいことが自身の身体でわかってきます。本当に身体が喜ぶ真の美味しさを知ってしまうと、作ることが楽しくなる一方です。
だからなるべく早いうちから自炊のスキルを学んでいてほしい。『鉄は熱いうちに打て』という格言の如く、早いうちに「自分で料理を作ることのできる喜び」を感じると、今度は「誰かを喜ばせるための料理」へとどんどん子どもは成長していきます。
↑お父さんと自分に。始めて作ったお弁当。
「料理を作ってくれないから買う」から「料理を作って一緒に食べる」へと変化していった家族もたくさん見てきました。そこには「豊かな食卓」があります。
『ゼロからはじめる自炊塾』は5歳から実践できる内容になっています。もちろん社会人の方も有料で受講が可能です。(20代4400円、30代6600円、40代以上8800円)その際お預かりする受講費も次世代ための無料講座に使