【保護猫】飼育困難という理由で命を諦めたくない!障害持ちや幼弱な子猫を救いたい!

【保護猫】飼育困難という理由で命を諦めたくない!障害持ちや幼弱な子猫を救いたい!
動物保護団体「キトンブルーのおうち」と申します。障害があったり、幼弱すぎる子猫を人が育てる事は正直とても大変です。ですが、子猫は“今”を生きる事を決して諦めていません。そんな命を救うためこの保護団体を立ち上げました。私達の想いを知っていただき、一緒に子猫達の命に向き合っていただけませんでしょうか。

「成長は難しい。体の内部もどんな奇形があるかわからない。詳しく調べようにも検査すらリスクを伴う。」と言われました。

まずは肛門がないので、膣からの排便が自力でできるように食事の管理を開始。
当初は排便が上手くいかず、常に便秘ぎみの状態から人の手を借りながら、少しづつ押し出すようにしていましいた。その後、可溶性フード(高消化性の食物繊維配合の療法食)を取り入れることで便秘は解消。しかし、今度は逆に常に軟便~下痢の状態に。

手作りオムツ

さまざまなフードの組み合わせ、種類、パウチ、ミルクなどなど、あいの食事の好みとも相談しつつ、現在は可溶性フード、ミルク、アマニ油の組み合わせでいい状態の自立排便が可能となりました。

可溶性フード

視力のない両目についてですが、左の眼球は引き受け当初から萎縮、右の眼球は萎縮と膨張を現在も繰り返しています。1日に何度も点眼等の治療を継続中です。理想としては、左目のように自然と萎縮していく過程を辿りたかった。
というのも、令和3年3月19日。右の眼球が大きく破裂、眼房水がぶしゃーと排出されました。

眼球破裂

あいも痛みをこらえるように元気がなくなってしまいました。動物病院を受診した際、感染症の危険もあるため、眼球摘出手術を勧められました。また、鎖肛により膣から排便しているため、子宮等の生殖器も感染症の危険が高いので避妊手術も勧められました。引き受け当初と違い、成長しているため手術も可能と判断。しかし、体の内部にはどんな奇形があるかわからないため、CT検査を追加する必要がある。麻酔下でのCT検査と眼球摘出手術を行ったのち、各検査項目が問題なければ後日、避妊手術という流れです。

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[検査・手術費用明細]
・眼球摘出手術
 (術前検査、入院費含)約50,000円
・CT検査費用  約30,000円
・避妊手術費用  約40,000円
・おそらく大腸と膣がどこかで繋がっている。それに伴う避妊手術の予測不可能分。
・その他、検査結果次第で必要となってくる追加検査・治療・手術・入院費の予測不可能分。

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これらの費用の一部は当団体のSNS等でご支援を募らせていただき、善意のご寄付を賜りました。心より感謝申し上げます。令和3年4月17日現在、あいの体調不良により手術は延期となっていますが、主治医と相談の上今後の対応を決めていきます。

また普通の猫なら軽症で済んだかもしれない病気や症状も、あいにとっては危険になりうるとわかりました。今まで以上に管理の必要性を再認識しました。

風邪治療中あいの頑張りをみて応援して下さる方に、ぜひご支援をお願いできれば本当に心強いです。

②「ひかり」ちゃん

令和2年11月24日。新潟県動物愛護センターより引き受け。3歳くらいの女の子。
おそらく交通事故にあったようで、下半身不随で排泄は垂れ流し、左股関節脱臼もあり愛護センターで整復してもらいましたが再脱臼、引き受け当初は両後ろ足の浮腫みもひどく、後に右大腿部の皮膚と筋肉は壊死、しばらくしてから尻尾も半分壊死という状態でした。また、野良猫だったようで気性も荒くシャーやパンチはもちろん、噛みつきも少しありました。

下半身不随で立てず

シャー!!

子猫ではありませんが、ひかりのように自力で排泄できない子も処分の対象となりえます。
ですが、下半身不随でも遠い将来、リハビリで機能回復するかもしれない。排泄が垂れ流しでもオムツがあるじゃないか。ということで、当団体で寄り添うことを決め、里親募集を目標に治療と人馴れを