はじめに・ご挨拶
私たち【一般社団法人レク寺子屋】は、以前はイベント好きな仲間が集まって、小学生以下の子ども達向けに季節のイベントを開催している地域の小さな団体でした。
しかし昨年のコロナウイルスの感染拡大により、毎月1回開催していたイベントが出来ず、それでもじっとしていられなかった私たちは、地域での活動拠点を作るため、仲間を集め、法人を立ち上げました。その次のステップとして、私たちは、
多文化多世代交流の出来る 「現代版の寺子屋」をつくりたい!!
と考えています。
そもそも寺子屋とは、江戸時代の「庶民の子どもが読み・書きの初歩を学ぶ簡易な学校であり、江戸時代の庶民生活を基盤として成立した私設の教育機関*」でした。
寺子屋の教師は「師匠(手習師匠)と呼ばれ、(中略)寺子屋の師匠の多くは同時に寺子屋の経営者でもあった。その身分について全国的に見れば平民が最も多く、武士・僧侶がこれに次ぎ、そのほか神官・医者などが経営する寺子屋もあった。* 」とされています。
つまり、江戸時代における寺子屋は様々な立場の大人たちのもと、子どもたちが読み書きを学ぶ場所です。私たちはこれをアップデートして、地域に住む全ての人が集い、交流し、学び合う。そんな空間を作りたいのです。これが私たちの考える「現代版の寺子屋 」です。
では、これから私たちのプロジェクトについて語らせてください。
*文部科学省「幕末期の教育」より引用
https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/others/detail/1317577.htm
このプロジェクトで実現したいこと
「多文化多世代交流の出来る現代版寺子屋」の主な活動は以下のとおりです。
「放課後こどもかふぇ」
小学生以外にも中学生、高校生、大学生も含めた子どもたちの居場所を提供します。
またボランティアとして、ご年配の方々に見守っていただくなど幅広い世代の交流を生み出します。
家庭や学校などとは違う環境を創ることで、子どもたちの成長に貢献します。
「シェアカフェ」
シェフとして活躍したい方が、気軽に日替わりランチを振る舞える場所を提供します。
※1日シェフ募集中です!ご希望の方は、こちらからお問い合わせください。
「レンタルスペース」
ワークショップやイベント開場として、店舗の貸出をします。またハンドメイド品などの展示・販売スペースを設けます。
これらの活動を実施するために、私たちは現在、長年眠っていた空き店舗を修繕・改装しています。5月からのオープンを目指しています。
皆様からのご支援はこの修繕・改装費(準備報告も合わせてご覧ください)に使わせていただきます。
私たちの地域のご紹介
私たち「一般社団法人レク寺子屋」が活動する地域、埼玉県坂戸市について、ご紹介します。
坂戸市は、埼玉県の中央部に位置しています。池袋まで電車一本で行くことができる交通の利便性が高い街です。
都心に程近い坂戸市ですが、食も一つの自慢です。町のいたるところで田畑が見られます。特に醤油と小麦粉はメディアに取り上げられるほど有名な農産物です。
また、健康的な学食で有名な「女子栄養大学」も坂戸市にあります。昨年10月には、市と共同で葉酸プロジェクトが推進されていました。坂戸市は食に対する関心が高い市です。
お祭りもかかせません。特に「よさこい祭り」と「釈尊降誕祭」は、例年坂戸市内外から約12万人の人出がありました。(しかし、昨年は両方のお祭りがコロナの影響で中止になりました。)