【生活に鉄を】創業1300年 数々の梵鐘・仏像を手掛けた奈良の老舗メーカーの挑戦

【生活に鉄を】創業1300年 数々の梵鐘・仏像を手掛けた奈良の老舗メーカーの挑戦
奈良の伝統ある鋳物(いもの)産業を多くの人に知ってもらいたい!かつて身近な生活にあった【鉄】のアイテムを今再びさまざまな形で手に取ってもらいたい!古くて新しい”ちょっといい鋳物”で生活にアクセントを。五位堂鋳物師(ごいどういもじ)の次の千年に向けた第一歩です。

に応じて戦後は工業製品をつくってきたこと、そして五位堂鋳物師として現在も操業を続けているのは私たち一社のみであることが大きな原因です。

そこで私たちは、五位堂鋳物を再び多くの方に知っていただくため、工業製品をつくる中で得た経験、技術、人脈を生かして多くの方に日常的に手に取っていただける製品を作ろう!と考えました。

奈良県香芝市五位堂にある本社です

本社近くの十二社神社には五位堂鋳物師がつくった鋳鉄製鳥居が残っています
〇鉄で生活にアクセント

現代では、肌に触れる身の回りのものはプラスチックなどの軽くて柔らかい樹脂製品が多くなりました。私たちは、そんな現代だからこそ重厚な存在感のある【鉄】製品が生活のアクセントになると考えました。

私たちは日々、鉄と真剣に向き合う中で、鉄の特徴や魅力を感じています。鉄の肌触りや重量感はもちろん、鉄の特長である熱伝導のよさ、振動減衰性の高さ。

かつてはその特性を活かして調理器具、工具、農具、など身近に存在した鉄が、今では目に触れる場所から遠ざかっているのに寂しい思いを抱いています。

鉄といっしょに生きる生活を再び。

生活にアクセントを加えられる鉄のアイテムをお届けします。
〇リターンのご紹介(製品情報・仕様)

鉄の重みと鋳物の風合いをぜひお手に取って体感してください。(形、色は開発段階のものであり、実物と多少異なることがございますので、ご了承ください)

ご支援いただいた皆様には、リターンとともに五位堂鋳物サポーター会員証をお送りし、今後の商品開発においてのアンケートや試作品のモニターなどを募集させていただきます。

① 四季の箸置き

鋳物独特の風合いを活かして、移ろいゆく四季を表現した箸置きを作成しました。
無骨な鉄のイメージとはまた違った、繊細な形、色味に四季を感じていただければと思います。

② ペン立て

ずっしりとした鉄の重みを感じたことはありますか?
このペン立てを持っていただくと、小さな形と相反するその重みにきっと驚かれることでしょう。
(ペンは付属しません。)

③ 鉄皿

「お皿は陶器」、という常識を変える鉄でできたお皿です。陶器では表現できない凹凸模様を描くことができるのは鉄皿ならではです。
この模様は青森県の伝統的な刺し子の技法「こぎん刺し」の柄「紗綾」をモチーフとしています。伝統産業の異色のコラボレーションを楽しんでいただけます。

④ 鍋敷き

幾何学模様が特徴的な鍋敷きです。鋳物の特性である熱伝導性を活かした製品で、上に置くものの熱を机に伝えません。

〇万葉集に詠まれた古代の都

私たちの本社がある香芝市についてご紹介します。

奈良盆地の西端に位置する香芝市は、近年は大阪近郊の住宅地として発展を続けています。人口増加率は県内でも上位に入り、15歳未満の年少人口割合がここ数年、県内1位という若く活気ある市です。

香芝市のシンボルともいえる存在が二上山(にじょうざん)です。
市と大阪府との境界に聳え、雄岳と雌岳が寄り添って並ぶ姿が美しく印象的な山です。

古くは「ふたかみやま」として万葉集に詠まれた古代史の舞台ですが、その真の姿は千数百万年前に大噴火した火山です。その活発な火山活動によって多くの火成岩が分布しており、なかでもサヌカイト、凝灰岩、金剛砂などは人々の生活の発展に大きく寄与してきました。

古代の都・飛鳥にもほど近く、大阪へ続く交通の要衝として栄えた香芝市。

二上山に見守られた香芝市の五位堂に鋳物業の伝統が息づいています。
〇資金の使い道

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