ポリシーのもと、
ミュージカルの基礎レッスンを軸に、舞台のプロデュースを行っています。
2022年3月には「The Blue Bard」という、童話『青い鳥』をモチーフにした新作ミュージカルが、テディくまだ演出により上演されることになりました。
このミュージカルクラスでは、歌・演技・ダンスのレッスンを重ね、舞台出演に向かって自分の殻を破り、何歩も先へ進んだ自分に出会える体験を提供します。
このコロナで多くの人が苦しみました。子ども達も例外ではありません。
子どもには全員生まれながらに才能があります。しかし、決して機会は平等ではありません。
日本は相対的貧困率が世界第6位というショッキングな事実があります。
(2010年のOECD調査によると、所得平均の半分に満たない人の割合「相対的貧困率」は、世界34カ国中第6位。2018年時点でG7では第2位。)
これだけ経済の二極化が進んでも、「この日本で貧困?そんなまさか。生活保護だってあるでしょ?」と考える人も多いのではないかと思います。なぜなら私がそうだったからです。
しかし、ひとり親家庭を支援する団体の友人に実態を教えてもらい、事態の深刻さを学ばされました。
その深刻さはこのコロナの影響でますますひどくなるばかりです。
もし詳しくご存知でない場合は、ぜひネットなどでも調べてみてもらえると嬉しいです。たくさんのデータや専門家の文献も出てきます。
そう、日本は貧困が深刻化している国なのです。
知ったからには何かしなくては、私に何ができるだろうと考えました。
私の技術と経験、マンパワーでどこか誰かの未来が拓けるならと思い、このプロジェクトをやろうと決めました。
はじめは社員に相談しました。
全員熱意に心から賛同はしてくれたものの、動きだすには消極的でした。
やはり私達にも生活のかかった仕事であり、無償で席を確保することは減収を意味します。
また、偽善者扱いされて心ない言葉をかけられるのではないか、など心配する声もありました。
調べてみると確かに色々出てきましたが、そんなことを言う人には言わせておけばいい。
一部の経費は自分たちで捻出し、残りはクラウドファンディングに挑戦してみよう。そして支援したいと思ってもらえる人たちで、優しい未来を創っていきたい、そう思いました。
芸術は届けてなんぼの世界だと思っています。
それから不屈の努力と、絶えず自分に問い続けること。
子ども達が力強く生きて表現する様を、支援してくださった方に届けることで、このコロナ渦に勇気や元気を届けられたらと思っています。
<別枠「紫のバラの人コース」について>
当スクールに通う生徒は困窮している家庭のお子さんはほとんどいらっしゃらないですが、日本全体で見ても、このコロナで家計に影響のなかった家庭のほうが少ないと思います。(もちろん私もその一人。大打撃を受けました)
そうなると、家庭で芸術教育にかけられる費用の割合は少なくなってしまいます。
国の支援も乏しい中、循環型のアート教育を目指して「紫のバラの人コース」を作りました。
応援したい個人名を指定して、その子のレッスン費用等を支援することができます。
●なぜ芸術教育なのか。アートが子どもの将来を成功に導く理由
「人間力」も
「読解力」も
「観察力」も
アートで培われれます。
スキルに加えて人間力を持っていると、ビジネスや社会活動における様々な場面を突破できる。
東京藝術大学美術館館長の秋元雄史氏は、「日々のビジネスにおいて、アートの知識や考え方は大き