ステイアート4 DDDHOTEL / 行かずに泊まれるアート体験

ステイアート4 DDDHOTEL / 行かずに泊まれるアート体験
東京日本橋に位置する【DDD HOTEL】に自分の分身となるアイテム【アバター】を送りこみ、現地で宿泊するアーティスト【オオタタクト】の作品づくりに参加することで、【擬似的な宿泊体験】をしていただきます。制作の様子はSNS上で随時アップされ、成果物としての作品集も手に入れることができます。

 

はじめに

はじめまして、ホテルを利用したアートイベントを企画・運営しているステイ・アートの深尾という者です。この度「このご時世で思うように旅ができなくてもホテルに泊まりたい!」という方やSNSなどを利用した新しいアート体験に参加してみたいという方のために、少し変わった、でもいまだ体験したことのないプロジェクトにご案内したいと思います。また、このプロジェクトが今日の社会情勢により縮小を余儀なくされる、宿泊および観光業界への一助と文化支援になればと思います。

なお、本プロジェクトは建築写真家の田岡信樹氏の協賛を得ており、撮影・プロデュースにおいても協力いただいております。

第一弾・瀬戸内リトリート青凪(愛媛県)、第二弾・ホテルクラスカ(東京都目黒)、第三弾・MOGANA(京都)に続き、今回は新進気鋭のデザイナー二俣公一氏(CASE REAL)によるリノベーションホテル、DDDHOTEL が舞台になります。モノトーンでスタイリッシュながら温かみのある空間は、SNS上のインフルエンサーらの紹介で一躍有名になったことは記憶に新しいです。

ホテルHP / https://dddhotel.jp/

デザイナー(二俣公一 CASEREAL)によるホテル解説 / http://www.casereal.com/ja/works/interior/ddd-hotel/

このプロジェクトで実現したいこと

作家の創作活動と自身の分身「アバター」を媒介とした擬似的な宿泊体験をおこなうことで、新しい宿泊やアートの可能性を発掘したいと考えています。同時にこのプロジェクトを通してホテル需要の活性化とアーティスト活躍の場の広がりの布石にしたいと考えています。

インスタグラム上にこれまでの活動をアップしています。

instagram.com/norihikofukao

バーチャルな宿泊体験

本プロジェクトにおいては参加者 = 宿泊者の代わりに彼・彼女らのアバター(分身)を客室内に「招待」します。そのうえで「アバター」自身の宿泊記をつくりあげ、写真におさめていきます。今回はアーティストのオオタタクト氏による作品が参加者より送られたアバターを元にかたちづくられます。下記、瀬戸内リトリート青凪でおこなわれたプロジェクト第一弾のイメージです。

参加者[アバター]のチェックインシーンです。
客室での記念撮影です。

アーティストが[アバター]を部屋に配置(おもてなし)し、写真にその[宿泊]の様子をおさめていきます。

[アバター]帰宅後、後日写真を元にしたアートワークが参加者に送られるコンセプトです。(今回は立体作品になる予定です)

参加者の体験への感想(前回京都MOGANAでのプロジェクト)

▶︎ふとした瞬間に「今頃、アバターは何をしているんだろうか?」とか思ったり。何となく落ち着かなくて、普段自身がホテルでする事を自宅でしてみると落ち着く。不思議な感覚を覚えました。良い意味で「見てるだけじゃ物足りない!」、実際にその場所行きたくなる、次に繋がるような体験が出来ました。

▶︎修学旅行にゆく子の親に近い感覚だろうか。戻ったアバターと体験の記録を見ればアバターへの愛は深まる。けれど美しい記録の中にいるのは「代理」にすぎないことに少し嫉妬する。ステイアートは夢現の境目を行きつ帰りつ。アートに対する新たな渇望を呼び起してしまうステキな体験といえる。

▶︎STAY ART、まずこの響きにとても共鳴したのがこのプロジェクトを知ったキッカケでした。ホテルという空