はじめに・ご挨拶
合同会社うずまき、代表社員の横内健人と申します。昨年10月1日に「合同会社うずまき」を立ち上げました。
これまで明科駅周辺まちづくり委員会で「明科駅周辺まちあるき空き家空き店舗見学」を約10回行い、2物件に入居が決まりました。
犀川の河岸段丘(terrace)に建つプロジェクト物件
まちあるき見学で紹介してきた物件の中に、抜群の景観が印象的な龍門渕を望む犀川の河岸段丘に建つ「旧O氏邸」があり、ここが今回のプロジェクトの舞台です。
かつて犀川がぶつかっていた龍門渕の岩はパワースポット、現在ではカヌーのスラロームコースが設定されている桜の名所
「いいね」という声は多かったものの、建物が大きく、コストがかかることからマッチングに至らない状況でした。そこで、私達が運営の主体となることで、空き家の利活用を進めるために、「合同会社うずまき」を立ち上げました。物件の耐震診断で参加していた設計士が2名、地元カフェ店主、地元酒店店主、元市役所職員、そして企業経営を行って来た私の6名で構成しています。
地元産食材を使ったランチボックスの試食を兼ねたミーティング
安曇野放牧豚カツサンドがメインのランチボックス(試作)
このプロジェクトで実現したいこと
空き家空き店舗の利活用が、企画を立ち上げるヒトにも、地域にとっても宝物になることを、我々の事業で示していきたいと考えています。
「旧O氏邸」の物件は、今後リノベーションを行い、「シェアオフィス」、「シェアキッチン」の開設を目指します。
「シェアオフィス」では、当地でエリアマーケティングを行う事業者の拠点として、都市部から安曇野に移動してリモート勤務することや、また創業を目指す方の事務所として1日単位で貸出を致します。
景観抜群のシェアオフィスにリノベ予定
「シェアキッチン」では、飲食店企画のプレマーケティングや腕試しで、また、すでにお店を持たれている方がテイクアウトスタイルのお店として、1日単位で貸出
を致します。
業務用厨房機器を入れてシェアキッチンにリノベ予定
ダイニングにもなる絶景のオープンスペースにリノベ予定
さらに「ギャラリースペース」では、美術・工芸品の展示会、ギャラリー、マルシェ、セミナー、寺子屋、コンサートなどの会場などとして1日単位で貸出を致します。
エントランスの和室をギャラリースペースにリノベ予定
単なる表面的なリノベーションだけでなく、SDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)の一環として、断熱リノベーションにも取り組んでいます。CO2削減、すごしやすさとともに運転経費の削減を計画しています。
断熱リノベーション工事風景
これら事業を行うため、今回のプロジェクト対象物件のリノベーションに必要な資金の一部をクラウドファンディングで調達したいと考えています。
私たちの地域のご紹介
安曇野市明科は、安曇野の東の玄関口です。JR篠ノ井線明科駅は、特急しなのが1日4往復停車し、名古屋まで2時間、京都大阪も3時間以内。長野経由北陸新幹線で大宮まで最短2時間30分以内にあります。
また明科駅から5分も歩けば自然の中で生活できる環境にあります。明科の西側には三川(犀川、穂高川、高瀬川)合流地帯があります。合流した犀川は、さらに下流の川中島で千曲川とひとつになり日本一の信濃川となって日本海に流れます。明科は、安曇野の全ての水が集まる水郷です。そして、その水は新潟までの多くの田畑を潤す水でもあります。
三川合流地帯(御宝田犀川遊水池)
明科駅から徒歩2時間程度で登れる長峰山からは、屏風のようなアルプスを背に安曇野が一望でき、山頂は蝶々の飛び交う、静寂と大気を感じる雄大なパノラマを味わうことができます。
長峰山山頂からの絶景
漆久保廃線敷は旧国鉄の鉄道遺産で、約3㎞のトレッキングコースに全国からひとが集まって来ます。
漆久保廃線敷。新緑の季節には、トレッキングを楽しむ沢山の人が集まる
明科駅
前から出土した瓦から、白鳳時代に「明科廃寺」が建立したとされました。建立したのは、福岡の志賀島神社を拠点としていた海洋民族の安曇野族ではないかとの説もあり、神秘に満ちた地域です。
明科廃寺は白鳳時代に建立され、安曇族との関係も密接と云われている。伽藍には五重塔も
プロジェクトを立ち上げた背景
明治時代に開通した篠ノ井線明科駅を中心に、陸路が幾重にも重なる交通の結束点である当地は、河岸段丘で南北に細長い地形です。
特急しなのが停車する明科駅、松本駅まで15分、長野駅まで50分
モータリゼーションが進展する中では、ロードサイド型ビジネスには不適な地域になっていきました。しかし、駅を中心に半径800m圏内に生活に必要な施設が収まり、車を必ずしも必要とせず生活ができるコンパクトシティであることが今後強みになっていくと考えられます。かつての賑わいを取り戻すべく、新たな魅力を発信して、空き家空き店舗になってしまったこの地域の再生をしていきたいと強く思っております。
JR明科駅。まちあるき空き家空き店舗見学会の様子
明科駅前の街路灯にフラワーポットで飾り付けをしています。
これまでの活動
「明科駅周辺まちづくり委員会」として、3年前から「明科駅周辺まちあるき空き家空き店舗見学会」を開催してきました。その中核メンバーが中心となり、空き家空き店舗の利活用を考える事業会社として「合同会社うずまき」を立ち上げました。まちあるきで地域の歴史地理文化を解説しながら、空き家空き店舗の利活用の機会を提供するまちあるき空き家空き店舗見学会だけでなく、自らも運営に参加することで、更なる当地域の活性化を目指します。
資金の使い道・実施スケジュール
集めた支援金は、今回のプロジェクト物件でリノベーションを行う際、自らが施工の一部を担うワークショップに使用する安曇野産赤松を中心とした里山材の購入資金(床材、テーブル、壁材など)や、DIYイベント運営、シェアオフィス事業およびシェアキッチン事業の備
品(机、椅子、厨房機器、什器等)の購入に使用させていただきます。3月にリノベーション工事を着工し5月末には完成させ、初夏には利用していただけるスケジュールで考えております。
シェア事業を中心に地域の創業の拠点を目指しています
オープンスペースで使う予定の安曇野産アカマツ床材(イメージ)
シェア事業で使う予定の地元産カラマツ家具(イメージ)
作業イベントで制作予定の地元産アカマツのベンチ(イメージ)
シェアキッチン用の業務用厨房機器(イメージ)
リノベーションのプランの打ち合わせ。足りない予算でなんとできないか。副代表の髙井さん(左)が今回のプロジェクト物件の設計担当
リターンのご紹介
3万円のご支援に対して安曇野明科 天王原産の葡萄で仕込んだワイン1本(ぼーのふぁーむ明科または斉藤葡萄酒店の商品より)+うずまき特製グリーティングカード(うずまきイベント優先参加権付)
安曇野明科産ぼーのふぁーむ明科のワイン
斉藤葡萄酒店のワイン「八面大王」
1万円のご支援に対して、合同会社うずまきオリジナルタオル+地元「のきさきカフェ」店主謹製ドリップ珈琲(5袋セット)+うずまき特製グリーティングカード(うずまきイベント優先参加権付)
うずまきオリジナルタオル(製作中)
5千円のご支援に対して、地元「のきさきカフェ」店主謹製ドリップ珈琲(5袋セット)+うずまき特製グリーティングカード(うずまきイベント優先参加権付)
のきさきカフェ謹製 のきさきブレンドドリップ珈琲
3千円のご支援に対して、うずまき特製グリーティングカード(うずまきイベント優先参加権付)
うずまき特製グリーティングカード
※うずまき特製グリーティングカードは、2022年3月31日までのうずまき主催イベントへの優先参加証となります(3回まで)。
最後に
今回のプロジェクトは、All in方式で行います。目標金額に達しない場合でも実施してまいります。
今回ご支援をいただく皆さんには、うずまき主
催イベントの優先参加証を発行して、リノベーションにもご参加いただけるようにし(希望者)、プロジェクトにも直接関わっていただく機会にしたいと思います。
全国でご活躍の明科出身者または明科にご縁のある皆さん、「安曇野明科」は今また輝こうとしています! 明科をベースに、安曇野エリアの拠点の一つとなることを目指しています。
本プロジェクトが成功するように、是非皆さんのお力添えをいただけるよう、宜しくお願い致します!