こちらのページをご覧いただきありがとうございます。
本企画のプロデューサーの長倉と申します。
今年、私が最も力を入れたいテーマの1つが
「日本の教育を変えること」
です。
・日本の画一的な教育に違和感と憤りを感じ、もっと子供達に選択肢を与えてあげたい。
・何か教育に一石を投じたい。
その想いで活動を続けてきました。
例えば、昨年11月に、スタンフォード校長の星友啓先生と共同で
・日本の教育を変えるクラウドファンディング
に挑戦させていただいたり。
・210名
・4,264,800円
ものご支援をいただくことができました。
(プロジェクトページはこちら)
→ https://camp-fire.jp/projects/348281/preview
そして、星校長の書籍を立て続けに2冊、企画協力として出版に携わらせていただいたり。
日本の教育を変えるために動いてきました。
そしてこの度は、
教育を変えるための「プロジェクト第2弾」として新しい企画をスタートさせます。
今回のテーマとするのが、
『発達障害』
です。
最近、世間でも認知度が広がり始め
一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
実は、私自身もASDよりだと診断を受けたことがあります。
しかし、今は楽しく生きることができています。
本当に多くの人の理解、周りに恵まれたおかげで今があります。
自分の場合は運が良かったから。
ですが、、
今の日本の教育は
「画一的」
なものです。
例えば、
・受動型の授業
・教員1人に対して、生徒大勢の一般的な授業スタイル
・テスト範囲があって、範囲だけを暗記すればどうにかなった定期試験
・考える力を養うのではなく、単純に暗記させるだけの詰め込み教育
・決められた答えの中から”正解”を探し出すだけの受験
など。
全国でどこでも同じレベルの水準の教育を、全ての子供たちが平等に受けることができる。
これは日本の
素晴らしい一面でもあります。
しかしながら、その反面
「せっかくの個性が潰される危険」
があるわけです。
そもそもこの教育スタイルは、戦後まもない頃から始まり、
・製造業の工場モデル
に適したものでした。
そのため、決まった指示に従う従順で、物覚えのいい人材が多く必要とされ、その時代においては長らく機能していた背景があります。
しかし今はどうでしょうか?
この極端な横並びの日本教育は、飛び級も落第もなく、平均的な生徒を育てようとします。その
選択肢の少なさ
が生徒の才能を制限してしまうのです。
決められた枠組みから外れた子たちは「問題児」として認識され
才能を潰される。精神的な病を持つことだってあります。
これだけ時代が大きく変わっているときに、この旧態依然な教育をいつまで続けるつもりか?
「何か自分たちにもできることはないのか?」
その想いから、今回のプロジェクトを始めるに至りました。
今回は第二弾として、『発達障害児』を救うためのプロジェクトを始動させます。
発達障害の中でも特に「学習障害」と呼ばれる子供たちのことです。
では、
学習障害(LD)
というものの存在をご存知でしょうか?
これは、いわゆる脳の先天的な障害です。
親の躾や教育方針、愛情とは関係なく、
先天的な脳の機能障害により、
・文字や文章を流暢に、かつ正確に読むことができない。
・文章の音読に時間がかかる
・なかなか漢字が覚えられない
・語尾や文末をよく間違える。
・「さ」や「き」などの形の似ている文字を見分けることが難しい。
・促音、撥音、拗音などの特殊音節の誤りが多い
・字を書くのに時間がかかる
・形の似ている文字の誤りが多い。
・画数の多い漢字に誤りが多い。
・算数の簡単な1桁の足し算や引き算の暗算ができない
・筆算の繰り上がり、繰り下がりが理解できない
・九九がなかなか覚えられない
など、
「学習面で先天的にできないこと」
が多くあるので
す。
ですが、その発達障害の特性があるからこそ、独創的な仕事ができ、
世の中に大きな功績を残した人物は枚挙にいとまがありません。
人類の進歩の歴史の裏には、時代ごとに既存の概念や常識を覆す「規格外」の人の存在が必ずあるものです。
例えば、
トム・クルーズ(ハリウッド俳優)
キアヌ・リーブス(ハリウッド俳優)
スティーブン・スピルバーグ(映画監督)
芥川龍之介(作家)
ルイス・キャロル(作家)
ジョン・レノン(アーティスト)
パブロ・ピカソ(画家)
彼らの功績を考えたときに、必ずしも「障害」だとは言えないのではないでしょうか。
しかしながら、前述したように、多くの人は自分とは異質なものに対して本能的に不安や恐れを抱いてしまうものです。
個性の強い人たちは、
脅威、
嫌悪、
軽蔑、
排除、
の対象となってしまうのです。
先ほど、名前を上げたように有名人は、幸運なことに、周りに理解者がいたおかげで、人類の歴史の飛躍に一役買うような人物となるに至りました。
周りに理解者がいたかどうか、少しの違いです。
でもそんな子は自分とは無縁だと思われますか?
これは大きな間違いです。
この学習障害児童はどれだけの割合でいるのか?
少し前のデータにはなりますが、日本で2012年に小中学校教師を対象とした全国調査が行われました。
そこでは、学習面に著しい困難を示す児童生徒は4.5%も存在するという結果が出たのです。
イメージとしては、およそ20人に1人の有病率です。
1クラスに1〜2人の生徒が、なんらからの学習障害を持っていることになります。
あなたが社会生活を営む上でも、会社、学校、コミュニティなど、どこかで必ず当事者との接点があるはずです。
それだけ高い有病率であるのです。
そこで今回、私が伝えたいことはこうです。
学習障害をもつ子供たちへの正しい理解を広めて、画一的な社会を変えたい!
ということが今回、目指すべきところです。
異端児だと言
われ、社会に「個性」を潰され、
最悪の場合はその生きづらさから、命を絶つ子供さえいます。
その大きな要因は、周囲の正しい理解がないから。
そもそもとして、「障害」という言い方自体に違和感を覚えます。
能力の凹凸であり、
個性であり、
適切なアプローチで接することで
人一倍、社会に貢献するポテンシャルを秘めているものです。
だから、根本的に社会を変えなければいけない。
社会のシステムであり、周りの大人たちの意識であり、子供たちを取り巻く環境であり。
そのためにこの度、
ご縁があり一緒に仕事をさせていただいている、発達障害に精通するプロ
新井さんと共同でクラウドファンディングに挑戦します!
新井さんは、大阪大学大学院博士過程を修了され、大学院時代は発達障害の一種である「ADHD(注意欠如多動症)」の脳機能発達の研究に取り組まれました。
博士論文のテーマは「発達障害児の脳機能」です。
その後は、博士(小児発達学) 研究者を志されますが、
不適切な養育により二次障害を負った子供たちや、障害に焦点が当てられ、才能を伸ばす機会を失った発達障害の子供たちを目の当たりにし、現場で生きていくことを決意したそうです。
以降、学習塾で仕事をされ、多くの学習障害児童への指導を行ってきました。
いわば、「発達障害の専門家」というわけです。
<新井清義(あらい・すみよし)プロフィール>
1988年、群馬県生まれ。
大阪大学大学院連合小児発達学研究科博士課程修了。
博士(小児発達学)
大学院生時代、発達障害児の脳機能の研究に取り組む。
ADHD(注意欠如多動症)の脳機能発達の研究で博士号を取得。
大学院修了後、発達に偏りのある子供たちが通うフリースクールに教職員として就職。生まれつき平均よりも顕著に高い能力を持ったギフテッドチャイルドのクラスを担当する。
当初は研究者を志していたが、不適切な養育によって深刻な二次障害を負ってしまった子供たちや障害にばかり焦点が
当てられ、才能を伸ばす機会を失った多くの発達障害の子供たちを目の当たりにし、教育現場で生きていくことを決意。
その後、心理学や脳科学をベースとした能力開発の授業を行う学習塾に就職。有名私立学校を目指す子供達だけでなく発達に偏りのある子供たちを対象に、関東近郊や大阪、京都、広島、愛知から生徒が集まるオンライン授業を展開。
これまでもお伝えしてきたように、最終的に目指すべきところは
「学習障害児への正しい理解を世の中に広める」
ことです。
そのために新井さんに新しい試みとして、
『学習障害児(LD)向けのオンライン学習教材』
を開発してもらいました。
この教材はひらがなやカタカナの「読み」に苦手さをもつお子さんを対象にしたコンテンツです。
読み書きの苦手さは音韻意識の弱さが原因の一つとして考えられています。
音韻意識とは、ひとまとまりの言葉がいくつの音のかたまりに分かれ、音がどの順に並んでいるのかを理解する力のことです。
音韻意識は読み書きの基礎となる力と言われています。
教材では、クイズ形式のトレーニングでひらがなとカタカナの読みを楽しく学習することができます。
<プログラムイメージ>
<プログラム収録の様子>
<学習イメージ>
※ご自宅で気軽に学習できる「動画プログラム」としております
<実践者様からのお声>
—
絵で見て感覚的にわかりやすい教材なのでアニメーションを使って覚えられる点がいいです。
—
おかげで学習習慣が身につき、高得点を取れるようになってくれました。勉強を好きになってきてくれたようです。感謝しております。
—
学校に通い始めてくれるようになりました。
親としてのマインドなどから教えていただき本当に感謝です。
—
以前は音読することが苦手で、一文字ずつ『あ・し・た・は』と読んでいました。
プログラムを使用してからは以前に比べてすらすらと読めるようになりました。
そこで、今回のファンディング資金
を活用して、このオンライン学習教材を、一人でも多くの学習障害に悩む子供たちに届けたいと思っています。
そして、今回をきっかけとして、新井さんの知名度をもっと世の中に広めたいのです。
そうすれば、
学習障害に対する正しい理解が世の中に広まりこれまで画一的な教育に個性を潰されていた子供たちのポテンシャルが存分に発揮されるようになります。
多くの個性が、社会に貢献できるようになることで、豊かな社会になる。
「発達障害」という考えがなくなり、「個性」と認識される。
そんな変化を起こしたいと思っています。その為今回のプロジェクトを立ち上げました。
支援金の使用用途としましては、
・オンライン学習教材の宣伝費用
・新井さんの活動費用(講演会の開催、研究費など)
に全額を使用させていただきます。
ぜひご支援・ご協力いただけますと幸いです。
できなかったことができるようになった時、子どもたちは驚くほどキラキラした笑顔を見せます。
学校の先生や塾の先生、スポーツのコーチや音楽の先生など教えることを生業としている方たちにとって
そのような瞬間に立ち会えた時ほど嬉しいことはないでしょう。
努力を重ねればやがて報われる。誰もがそう信じています。
しかしながら、努力が実を結ぶためには「正しい努力」が必要になります。
学習障害の子どもたちは学校教育で教えられている「一般的」な方法で学力を伸ばすことができません。
それにも関わらず、学習障害を持つ子どもたちに対する無理解によって不適切な努力を強要する事例が残念ながら存在します。
文部科学省の調査によると、不登校生徒のうち小学生は15.2%、中学生は24.0%が「学業不振」が不登校の原因だといいます。
自分の特性に合わない学習方法を強要されれば、やがて「やってもムダ」という思い込みが刷り込まれてしまいます。
多くの子どもたちは反復練習を繰り返すことで読み書きを習得しますが、学習障害の子どもたちにとってその方法は有効
ではありません。その子に合った支援の方法を施さなくてはならないのです。
正しい理解がなされず苦しんでいる学習障害のお子さんが多数存在します。支援の前に正しい理解が必要なのです。
学習障害をもつ子どもたちへの正しい理解を広め、全ての子どもたちが適切な教育を受けられる社会にしたい・・。
今回、長倉さんとの素晴らしいご縁をいただき、「学習障害の正しい理解」を促進するためのクラウドファンディングに挑戦させていただくことになりました。
日本全国の発達障害に悩む子供たちを救うきっかけを作りたいと思っています。
どうぞご支援のほど、よろしくお願い致します。
■星友啓さんからのメッセージ
<プロフィール>
スタンフォード大学・オンライン・ハイスクール校長/哲学博士
2008年Stanford大学哲学博士修了後、同大学哲学部講師として論理学で教鞭をとりながら、Stanford Online High Schoolスタートアッププロジェクトに参加。 2016年より校長に就任。現職の傍ら、哲学、論理学、リーダーシップの講義活動や、米国、アジアにむけて、教育及び教育関連テクノロジー(EdTech)のコンサルティングにも取り組む。著書に『生き抜く力』(ダイヤモンド社)『スタンフォードが中高生に教えていること』(SBクリエイティブ)などがある。
<メッセージ>
子どもひとりひとりに合わせた学習とサポートを実現したい。
同じ方向をみるもののひとりとして声を大にして応援したい。
新井さんのような教育者が日本にいることを誇りに思います!
より多くの皆様からのサポートがあるように願っております!
(星友啓氏の著書↓)
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■高野幸嗣さんからのメッセージ
<プロフィール>
元福井県立特別支援学校校長/公認心理師
現在福井市内で発達障害の利用者のための生活介護事業
と放課後等ディサービス事業などを行う福祉事業所の所長を務める。
<メッセージ>
新井さんはスーパーマンのような人、研究者なのに実践家
新井さんは、私が所長を務めている放課後等ディサービス事業所が隔週土曜日に行っているフットサルクラブ(当時)を手伝ってくれていました。
そのクラブの利用者は小中学校の発達障害の子どもたちで、学校や地域のスポーツ少年団では友だちとうまく活動できないような個性のある子どもたちが大勢参加していました。
そんな子どもたちに新井さんは大人気。子どもたちの個性をうまく捉えて見事に指導してくれていました。
そんな新井さんがこれまでの研究されてきた成果を発揮して、教材を開発したと聞きました。きっと楽しくて学びやすいものに違いないと思います。
発達障害児の中でも、ADHDやASDなどどちらかというと行動に特徴が表れる事例への対応が従来取り上げられることが多かったと思います。もちろん学校など集団の場面ではそれが課題になることが多いことも事実です。
でも最近は、学習障害特に「読み障がい=ディスレクシア」に対する取り組みが注目を集めるようになってきています。
そんなところに注目したのが新井さんの教材だと思います。是非、応援したいと思います。よろしくお願いいたします。