#ママリハ カラダの専門家が本気で考えた産前産後ケアを当たり前の文化にしたい!

ことはできないと知っています。矯正するということはそもそもおかしなことなのです。ですが、妊娠期間を通して変化してしまっている骨盤周りの筋肉の動きを、妊娠前の正常な状態に近づけることで、疼痛やプロポーションの改善に役立っているのです。こういった知識でさえ、正しく伝わってはいません。

私たちは医師や理学療法士などのグループであり、医学的見地から体の状態にまつわる正しい情報をお伝えしたいと考えています。

〇妊娠中/出産後に起こるママの体の悩み

・妊娠後期の動きのつらさ
・授乳や沐浴の際の姿勢への不安
・子育て中の腰痛や肩こり
・抱っこの仕方や遊び方
・運動やストレッチをしている時間がない
などなど、数え上げたらきりがありません。。腰痛にいたっては妊娠中に約半数の方が経験すると言われています。自分にかける時間が確保できずにこの問題をそのままにしてしまっていては、子育てにも悪い影響を与えてしまうかもしれません。

出産後はこどもの成長や将来的な不安も含め、発達の悩みについてよく聞かれます。ここでもつねに自分のことを後回しに考えてしまいます。

運動発達を語る上で、赤ちゃんとのコミュニケーションは欠かせません。動きや仕草の一つ一つが赤ちゃんからの問いかけであり、それに応えることが成長への活力となります。子育てに悩み、自分の時間も取れない中で、そういったことを考える余裕が持てるでしょうか。

余裕ができるとこどもへの時間の使い方が変わります。正しい情報へのアプローチにもつながる可能性があります。

私たちはママの時間を奪っている様々な情報の氾濫を心配しています。「あれが良い」「これが必要」ばかり追いかけていては、時間がいくらあっても足りません。それらを整理し、子育てと自分の体の使い方を両立して行う方法があれば、子育てへの考え方も変わってくると思います。

体の回復がうまくいかないことが産後うつ病の症状にも影響を与える可能性が知られています。

産後うつ病とは、出産をした女性100人中10~15人に起こってしまう″うつ病″のことです。 国立成育医療研究センターの発表によると、出産後1年以内の女性の死亡原因の1位が『自殺』という衝撃的なデータがあります。産後うつ病はとても身近に起こる怖いものです。

うつ病は大きな様々なストレスによる体の不調が原因で発症することが多く、なかなか自分ひとりでは解決が困難です。理学療法士による運動療法は、うつ病の治療にも有効性が報告されており、産後うつ病に対しても、運動による改善効果が期待できると考えます。

このプロジェクトには男性メンバーも多く参加しています。みなそれぞれ体の専門家ですが、自分の奥さんの妊娠出産時に何も出来なかったという体験をしています。

ママにだけ負担を押しつけていませんか?
どうせパパはなにもしてくれないとあきらめていませんか?

ここにはお互いの認識のズレが存在します。

「言ってくれればわかるのに」と思っているパパ側と、「言わなきゃわかんないの」と思っているママ側との衝突を生んでいるのです。

妊娠がわかったときから、お互いが共通の知識を持つことで、そのズレを修正し、互いに出産や子育てに前向きになれます。妊娠出産や子育てにパパが積極的に参加することで、ママの体調やメンタルヘルス、はたまた子どもの成長発達にまで良い影響を及ぼすコトが分かっています。

一番近くにいるパパの意識を改革することが、より良い子育てへの第一歩です。

われわれの使命として、パパにも同じ様に情報を届けることが必要だと思っています。

今回のプロジェクトが成功したとしても、全てのママたちが救われるわけではありません。それはどれだけ多くの支援が集まったとしても、限りがあるからです。

ネットを見る暇のないママ。情報の探し方がわからない、どれが正解なのか選べないママ。

それくらい正しい情報にたどり着くのが難しくなっています。

自分たちの活動によって多くの方に正確な情報を届けたい。
そのためにはすでに地域で頑張っておられる個人や団体さんの活動が不可欠です。それぞれの地域に信頼のおける場所があれば、そういった情報を発信している人がいれば、おそらく一番多くのママたちが救われることになります。

今回のプロジェクトの最終目標は、その方たちが活動しやすくなることで、多くのママたちの、カラダの健康が守れることです。

ここまでたどり着くのに、運動の専門家も様々な失敗や後悔をしています。それだけに今回の挑戦に対する意気込みは本気です。

そんな思いを持ったメンバーが今回のプロジェクトを支えてくれています。

〇中川 将吾(なかがわ しょうご)・・・プロジェクトリーダー

股関節脱臼をなくすために立ち上がった小児整形外科医。『股関節脱臼の相談室』というLINEを利用したオンライン相談を行っており、わが子の股関節や運動発達の心配している多くのママを救っている。

こどもの健康、正しい運動発達のためにはまず家族が健康であることが必要と感じ、今回の活動を開始。TwitterやInstagram、ClubhouseなどSNSを通して情報発信を行っている。

〇小泉 昇巳(こいずみ たかみ)・・・アドバイザー/デザイナー

理学療法士9年目。妻の妊娠・出産をキッカケに独立し、千葉県鎌ヶ谷市で産前産後に特化した整体院を経営している。保育士を採用しており、ママたちが通院しやすいサロン作りをしている。

〇新谷 志保(しんがい しほ)・・・アドバイザー/ライター

理学療法士(4年目)と産後ケアリスト1級を所得。日本産後ケア協会に所属しながら産後ケアリストとしても活動中。訪問での産後ケアを支援しています。

〇藤田 日菜子(ふじた ひなこ)・・・アドバイザー

理学療法士13年目。ヨガ・ピラティスIR、ヨガ指導者養成講座で解剖学を担当。自身の2回の妊娠出産を通してこころとからだの対話の大切さに気付き、オンラインで様々な体の動きに関する知識を配信中。

〇星 絵美(ほし えみ) ・・・アドバイザー/ライター

理学療法士13年目。千葉ウィメンズヘルス研究会代表。千葉市で女性専用コンディショニングスタジオを経営。主にマタニティ・産後の女性に整体やエクササイズを提供中。

〇加藤 貴大(かとう たかひろ)・・・アドバイザー/ライター

理学療法士10年目。2児の父として仕事と家庭の両立を大事にしています。「母親だけが子育てに時間をとられ、我慢しながら生活している家庭や社会にしたくない」をモットーに活動しています。

〇篠崎 万吏(しのざき まり)・・・アドバイザー

理学療法士4年目。女性の妊娠・出産や更年期など女性に対するケアを行っていくため、『全米ヨガアライアンスインストラクター ・マタニティー・シニアの資格』を取得予定です。妊娠・出産・更年期 女性に起こる人生の変化に対応できる体づくりについてInstagramを通して発信中(@marishinozaki2020)

〇七尾 拓哉(ななお たくや)・・・アドバイザー

理学療法士。青森県で整体院を開業し、女性向けダイエットやボデ