あの時、ああ言ってくれる人がいなければ、きっと諦めていたと思います。
しかし、遺児の全てが進学を歓迎されているかと言えば、そうではありません。
「諦めろ」「いい加減にしろ」
私自身も、たくさんの人にそう言われました。
家計のために。兄弟のために。
同級生が当たり前のように選ぶ進学を、選ぶことが出来ない遺児がいます。
私は今、同級生よりも3年遅れて大学生をしています。
一度社会に出ることで、経験したことがたくさんあります。遠回りをしたことで、巡ってきた出会いもあります。
働きながら受験勉強をして働きながら大学に通った経験は、きっとこれから先、自分のことを助けてくれるのだろうと思います。
後悔はありません。
けれど、どうかそれを親がいないことで生じる「当然の努力」と捉えないでほしいと思います。私がしたのは「努力」ではありません。「苦労」です。
遅れて入学したことに、後悔はありません。たいへんな状況の中、進学を決めた自分のことを誇る気持ちもあります。しかし、それを誰かに強制したくはありません。
私にはその分、失ってしまった出会いや機会もたくさんあるのだろうと思います。
願いが叶うならば、あの日、私も当たり前のように進学がしたかった。
「諦めろ」ではなく「頑張れ」って言って欲しかった。
ちゃんと色んな人から祝福されて、大学に行きたかった。
今日、このページを見ていただいたみなさまにお願いがあります。遺児が進学を諦めなければならないことを「仕方がないこと」にはしないでください。遺児が進学をするために飛び越えなければならないハードルの数々を「当然の努力」とは捉えないでください。
私は今、あしながさんに支えられながら勉強をしています。
あしなが育英会の奨学金があることで、助けられる遺児がたくさんいます。進学を諦めなくて済む遺児がいます。
どうか、遺児が安心して進学できるように、みなさまの力をお貸しください。
本キャンペーンでいただいたご寄付は全額、一般財団法人あしなが育英会への寄付となり、あしなが育英会が支援する遺児学生(日本・アフリカ)のための奨学金として使われます。
※今回の取り組みはAshinaga Global 100 Challengeの一環であり、一般財団法人あしなが育英会と連携して取り組んでおります
<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
本プロジェクトでいただきましたご支援は、病気や災害・自死で親を亡くしたり親に障がいがある家庭の学生たちの奨学金として、全額を一般財団法人あしなが育英会に寄付し、大切に使用させていただきます。
ご支援者情報を一般財団法人あしなが育英会に提供のうえ、あしなが育英会より「年間活動報告書」と「寄付金受領証明書」を発送いたします。
※GoodMorningからの支援金の入金が2021年2月頃となりますため、リターンの発送は2022年2~3月頃となります。
※①2020年中にご支援いただいた方で2020年1~12月分の活動報告書の受け取りをご希望される方、または②本プロジェクトへの寄付金の「領収書」を2021年3月以降早期に受け取りたい方がいらっしゃいましたら、備考欄にその旨をご記入ください。
※本クラウドファンディングへのご支援は税制上の優遇措置の対象とはなりません。あらかじめご注意ください。
50年の歴史を持つ、遺児支援のための募金活動に取り組む学生団体