はじめまして。ココナッツ専門店「エースココ」代表の丹隼人と申します!この度は私どものプロジェクトページをご覧いただき誠にありがとうございます!
私は、貧困が問題となっている東南アジアの現状を知るために東南アジア諸国を周っていました。そこは私が想像していた以上に貧困で、いかに日本の恵まれた環境で生活をしていたかを強く実感しました。
今まで私はしたいこと全てに挑戦し、させてもらっていましたが、現地の貧しい地域の子どもたちは、自分のしたいことや夢に挑戦できないでいることを知り、「それは絶対に間違っている!」と思い、その環境を変えるために何か私にできることはないかと考えていました。
現地の人々の生活を見ていると、ココナッツ農家をはじめ、何らかの形でココナッツに関する仕事をしている人が大勢いることがわかりました。
そこで、現地で重宝されているココナッツを適正な価格で仕入れることで貧困地域の人々を助けたい!ココナッツの健康・美容効果を日本でも広めたい!そんな思いから、私の故郷である和歌山でココナッツ専門店を始めました。
「子どもに教育を受けさせたい!」という母親たちの願いを叶えたい!
子どもたちが「教育」を受けられるようにするには、母親が仕事を持ち収入を得ることが重要です。
そこで、「母親に仕事、子どもに教育」を叶えるためにフィリピンのマニラから南東に300㎞に位置する、ケソン州アラバット島ペレーズ地区の母親に、現地で豊富にあるココナッツを活用して、ココナッツ殻製の雑貨を作ってもらい、対等な関係と適正な価格で取引をします。(フェアトレード)
●フェアトレードとは?
途上国で作られた物品を、適切な価格と対等な関係で継続的に貿易をする取り組みです。これにより、フェアトレード商品を購入することで途上国に暮らす人々の生活向上に繋がり、お仕事を提供できます。
●なぜペレーズ地区か?
私がペレーズ地区選んだ理由は、ペレーズ地区の住民のほとんどが現金がないと主食の米も手に入らない貧しい暮らしをしているからです。
ペレーズ地区では、土地の80%をココナッツプランテーションが占めており、主食の米や野菜を作る土地がわずかしかありません。
ペレーズ地区の子供の中には、小学校すら卒業できない子もいます。
たとえ中学校に進学しても、職業の選択肢は狭く、貧しい暮らしのままというケースが大半です。
さらに、新型コロナウイルスの影響でココナッツ農民や漁師の納品先が減り、収入が激減して生活に困っています。
また住民は長年加工用・輸出用のココナッツ生産に従事してきたため、ココナッツ以外の作物を作る技術や伝統も衰退しています。
ココナッツの季節労働や漁は「男性の仕事」であり、女性にもできる仕事は非常に限られています。
資本金があれば、食品などを作って売り歩いたり、雑貨店を開くといったスモールビジネスを始められますが、その余裕がない家庭がほとんどであるため、女性は働きたくても働く所がありません。
ペレーズ地区の生活に困っている母親のフェアトレード商品を購入する
現地で豊富にとれるココナッツの殻を使い、ココナッツ殻製の雑貨を製造してもらい、完成品を適正な価格で購入することで、彼女らは仕事の機会と現金収入を得ることができます。
●フェアトレード商品の製造過程
私が20万円分のフェアトレード商品を購入
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その代金が、認定NPO法人アクセス・フィリピン法人のスタッフのジセルさんに渡る
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ジセルさんが、ペレーズ地区の生産者団体さんに仕事を依頼する
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ペレーズ地区の生産者団体さんがココナッツ殻製の雑貨を製造する
認定NPO法人アクセスさんが運営している
フェアトレード事業の生産現場
ペレーズ地区で採れたココナッツの殻を使用します。
ココナッツの殻を加工し商品を製造します。
一つひとつ手作りされた商品が売れるたびに、
生産者さんの収入アップにつながります。
コロナ禍で収入が減った生産者さんたちは、生活必需品や食費を削って対応しています。それでもまかなえない家庭では教育費を削ることになるため、今後、進学をあきらめないといけない子どもが出るかもしれません。
しかし、今回のプロジェクトによって3人の母親に、月2,000ペソの収入を2ヶ月間届けることができます。2,000ペソあれば、米が50キロ買え一日三食食べる余裕が生まれます。
食費が楽になれば、子どもの就学に必要な費用にも余裕がでてき、石鹸やシャンプー、調味料といった生活必需品を無理に節約しなくてもよくなります。
一人の母親の方は、フェアトレードによるココナッツ商品の生産・販売をすることで「生活必需品を買うのにも困るような暮らしから脱することができました。でも最大の変