定せずに『いつの間にか、どこにでもしれっといる』ようになれたらと考えている。自分の心のうちより立ち現れる、区切られずに広がり続いていく《わたしの風景》をこれからも描いていきたい。
魲万里絵ウェブサイト
〈主な出展歴など〉
個展
2011
「魲万里絵展 縷々累々(るるるいるい)、紙の上の私の風景」ボーダレス・アートミュージアムNO-MA(滋賀県近江八幡市)
2013
「魲万里絵展」 るんびにい美術館(岩手県花巻市)
2016
「魲万里絵展 遠くて近い私の風景」ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
2020
「魲万里絵展「わたし」たらしめる、わたしの色。」信州新町美術館(長野県長野市)
2021
「魲万里絵展(仮)」Gallery PAO(東京都渋谷区)※3月開催予定
グループ展、その他作品発表
2010-2011
「ART BRUT JAPONAIS」 パリ市立アル・サン・ピエール美術館(フランス・パリ)
2011-2014
「アール・ブリュット・ジャポネ」展 埼玉県立近代美術館(埼玉県ほか)
2013
「Souzou:Outsider Art from Japan」WellcomeCollection(イギリス・ロンドン)
2014
「アール・ブリュット☆アート☆日本」ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
2017-2018
「KOMOREBI」展 フランス国立現代芸術センター“リュー・ユニック”(フランス、ナント)
2018
「アール・ブリュット-日本とスウェーデン」エズヴィック・コンストハル(スウェーデン、ソレンチューナ
「ART BRUT JAPONAIS Ⅱ」パリ市立アル・サン・ピエール美術館
「シンビズム 信州ミュージアムネットワークが選んだ20人の作家たち」信州新町美術館(長野県長野市)
2019
「日本とタイのアール・ブリュット~知られざる美のかたち」バンコク芸術文化センター(タイ・バンコク)
2020
特別展「あるがままのアート―人知れず表現し続ける者たち―」東京藝術大学大学美術館(東京都台東区)
〈受賞歴〉
2014年 第19回信毎選賞受賞
〈魲万里絵の展覧会へ向けた思い〉
いつまで生きていられるか分からない。
いつまで描いていられるか分からない。
だから、出来る限り長く続けて描いていられたら、とずっと思って来ました。
そのためにはどうしたら良いのかと最近少し考えることがあります。
いつも通りの日々を大切にする。
いつも通りの自分でいることを心がける。
そこから次の自分が立ち現れて、新しいところに向かって行くように思います。
新しいところには、出来る限り自分の思う歩み方で向かうことが出来ればいいです。
本展をきっかけに生まれたコラボ「魲ムラマリ首」の作品を制作することや、二人展の開催へ向けて、まるで何かに導かれるように協力者が次々に現れる動きは、自分にとって新しい試みです。新しく現れた曲がり角を曲がり、その先の方へ向かっている途中なのだと思います。
その先に何があるかわからなくとも、道すがらの景色にわくわくと心が踊るような心持ちでいます。
ナカムラ マサ首 Masakubi Nakamura
1976年 兵庫県出身、東京都在住
1998年 神戸芸術工科大学 芸術工学部 視覚情報デザイン学科中退
2003年 多摩美術大学 造形表現学部 映像演劇学科 卒業
多摩美術大学在籍時にはフィルムを中心とした映像制作を学び自主映画等を撮って過ごす。
卒業後しばらくしてからはバンド活動を中心とした生活を数年間送る。バンドを辞めた後、都内にあるステンドグラス・デザインガラスメーカーに入社し、ステンドグラスをはじめとするデザインガラス制作に従事。個の表現活動をしようと2015年に退職した後、ステンドグラス作品やドローイング作品の制作を始める。近頃は版画作品や詩なども発表し始めている。
「作家にとっても作品にとっても、表現する上で重要なのは発表する場所のランクが上がっていくことではなく、その場所だからできる表現に挑むことである」という趣旨の元、バー、喫茶店、ギャラリー、美術館、寺、舞台等、空間表現のおもしろさに重きを置きつつも、難解なインスタレーションのそれとは違うスタンスで活動する。その他、自身の技法と経験を生かした受注制作や空間演出、企画展プロデュース等の依頼なども手掛ける。
ナカムラマサ首 ウェブサイト
〈主な出展歴など〉
個展
2016
「異形の声展」ARTSPACE FLATFILE (長野県長野市)
「2階の胎内展」GALLERY BAR tomorrow (東京都新宿区)
2018
「GARDEN MADNESS」The Vintage Garden (愛知県名古屋市)
「