都市近郊型の米作り体験を通じて感じたことを伝えたい!

都市近郊型の米作り体験を通じて感じたことを伝えたい!
都市近郊で開催される米作り体験に参加し、都市部における水の大切さ、水の循環をお伝えする。流通・食育・持続性の観点から見た、「お米の話」を配信する。今まで素通りしてきた「当たり前のこと」について考え直すきっかけを創る。

はじめに・ご挨拶

はじめまして。東京外国語大学インドネシア語専攻3年の本間太郎です。

私は大学を2019年秋から1年間休学し、東南アジアで様々な活動をした後、現在に至るまで徳島県海陽町に滞在しています。海陽町では農家や漁師の方を手伝わさせてもらうことで牡蠣、玉ねぎ、オクラ、伊勢海老など様々な一次産品が生み出される現場を見てきました。

牡蠣の養殖場を整備している時の一枚

また、地域の魅力あふれる産品を販売するwebマーケットの運営サポートをさせてもらう中で、生産者の方のこだわりを消費者の方にもっと伝えたいと思うようになりました。

海陽町で経験した様々な現場の一枚

私がライターとして、海陽町の生活について書いた記事が以下のものになります。

ご覧いただき、少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

「深海魚」が集まる町ー徳島県海陽町ー

このプロジェクトで実現したいこと

・都市近郊型の米作り体験に参加して、一見気付きにくい、都市部に存在する水の循環を伝えたい

・米作り体験を記録し、発信したい

・普段当たり前に食べている食べ物について考えるきっかけを作りたい
プロジェクトをやろうと思った理由

田舎に分類される海陽町で感じた水の大切さ、そして水の循環を、都市に分類される阪南で米作り体験を通して発信したいと思ったからです。

私が滞在する町、海陽町は自然豊かな町です。

特に、環境省が認定する「全国で最も水がきれいな川36本」の一つである清流、海部川に代表されるように、水が非常に豊かな町であると感じています。

真夏に海部川で鮎をとった時の一枚

農作物も、川や海で獲れる魚介類も全て、豊かな土壌から流れ出た水なしには生まれません。

水が豊かであることは非常に恵まれていることだと学びました。

また、水と切っても切り離せない存在であり、大半の日本人が毎日欠かさず口にする食べ物。

お米。

お米は特に水の大切さを学ばせてもらえる存在だと気付きました。

米づくりに初めて関わらせて貰ったのは2年前に海陽町に初めて滞在した時でした。

お米の収穫と精米の手伝いをさせて貰い、お米がどのようにして市場に出ていくのか学びました。

2018年に海陽町で経験したお米の収穫と精米

収穫も精米も初めての経験だったので、ハードで汗びっしょりになったのを覚えています。

精米した日に食べたいつもと同じお米は、得も言われぬ美味しさでした。

食べ物が生み出される過程に関わると、感じる美味しさは何倍にも膨れ上がると身を持って感じました。

それから3年が経ち、一から始める米作り体験が大阪の阪南市で開催されます。

「自分で育てたお米を食べてみよう体験@大阪府阪南市」

お米作り体験の実施予定(※本イベントは、感染症対策を行った上で開催いたします)

・2021年3月28日 EMボカシ(有用微生物肥料)を使った土作り

・2021年6月6日  田植え

・2021年7月11日 除草作業

・2021年9月20日 収穫

2020年の10月、海陽町でお米の収穫を手伝わせてもらった方のお誘いを受け、米づくり体験の打ち合わせの目的で、大阪の阪南視察に同行しました。

米作り体験の立ち上げメンバーとのディスカッションやアクティビティを経て、山、沢、海、阪南の豊かな自然全てに「水が巡っていること」を実感しました。

阪南視察の時のワンシーン

天の恵である雨が山に降り注ぎ、沢に流れ出た水が田に入り、稲が育ち、そして田から出た水が川に流れ、海に水が流れ着く。

海陽