部屋まで届ける事を前提に設計する。
3.飲食店自身がホテルまで届けてくれる事
配達は業者ではなく「飲食店の方が責任を持って配達してくれると言うことが安心に繋がる。」と実際にお声を頂き、配達は飲食店からの配達に限定する事が重要であると判断し、その前提で設計する。
4.デリバリーサービスでありながらルームサービスのようなサービス
宿泊エリアのお店の味やサービスを体験して欲しいと言う想いからデリバリーサービスとルームサービスを足したようなサービスをつくる為、基本的には地域に根差した宿泊エリアの飲食店を選定する。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、様々な宿泊施設から様々なご相談や現状を聞く中で、確かにお客様(宿泊ゲスト)のニーズはあるようには感じるが、導入したものの全く反応がなければ意味がない。逆にご支援・ご協力頂いた関係者様にご迷惑をかける形になるのでは?と思い、まずはテスト導入しお客様のニーズが本当にあるのかを調査する事にしました。
テスト導入にあたり、約9ヶ月掛けて下記タスクを経て2020年12月中旬よりテスト運用に入りました。
・専用モバイルオーダーのシステムOEM開発
・協力頂ける宿泊施設の選定
・宿泊施設まで配達可能で地域に根差した飲食店の選定
・宿泊施設のウェルカムページの制作
・宿泊施設との打ち合わせと配達時のオペレーションの構築
・飲食店の打ち合わせとモバイルオーダー画面の制作
・宿泊施設と飲食店に対してシステム動作確認
・チェックイン時および各部屋に設置する注文用のメニュー表の制作
お客様からの反応があれば、プロジェクトを通じてコロナ禍における社会問題に間接的に貢献できるという期待がある反面、反応が無ければコロナウイルス感染者が増加傾向にある中、改善に時間を要するであろうという焦りと、プロジェクトに共感し賛同頂いた方々と、安心して旅ができる環境を作る為にも何としてもカタチにしたいという様々な想いが入り乱れたテスト運用スタートでした。
そして、その結果が、==============================
テスト期間:12月14日〜1月7日(16日間)
注文数:15オーダー
注文商品数:22商品
支援:3
テスト環境
エリア:大阪
部屋数:137室
テスト期間中の平均稼働率:約20%
1日の平均宿泊組数 27組
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コロナウイルスの感染拡大、GoToトラベル関連の影響もあり1日の宿泊者数は少ないものの、1日に4オーダー・6商品(7組に1組)のご注文を頂く日もあるほど多くの反応を頂くことが出来ました。
また、ホテルに200円〜1000円の支援金を募る機能も追加したところ、15オーダー中3つのご支援を頂くことが出来ました。
これまでの活動の中で、システムの問題やホテルオペレーションの諸問題や新型コロナウイルスの感染状況の変化等でなかなか思うように開発が進まない中、後押ししてくれたのは周囲の声でした。
2020年の10月に結婚式を挙げた友人から、「コロナ禍で延期になっていた結婚式を身内の後押しもあってやっと挙げれた。でも遠方から来てくれたおばあちゃんは式が終わってホテルに宿泊したけど、土地勘がない事とコロナが怖くてコンビニでおにぎりを買って食べてた。。。
部屋に食事が届くサービスを必要としてる人は多いと思うから、出来るだけ多くのホテルで出来るだけ早く実現すれば嬉しい。」
また、テスト導入した2020年12月にご注文頂いた家族連れのお客様からは、ホテルを通じて「