れた商材です。
漆染は地域で障がいを持った方々の働く場として注目される二戸市のポトラガーデンが担当します。
“自然の素材で、自然の風合いを大切に”
デザインはクルーネックのプルオーバーと、ノーカラーの2タイプ。サイズはフリーで、年齢を選ばないシンプルなデザインに仕上がりました。どちらもゆったりとした美しいシルエットに、あえて自然なシワ感を残しています。
デザインを担当した二戸ファッションセンターの蒔苗美奈子さんは「ウルシの木という自然の素材を使っているので、自然の風合いを大切にしました。シンプルな形なので、幅広い世代に楽しんでもらいたいです」と思いを語ります。
今後は柄がプリントしてある生地の漆染め商品にも挑戦したいという塚根社長。「残った布とウルシの木、どちらも廃棄される運命だったものが、新たな使い道でお客さまに喜んでもらえる商品に生まれ変わりました。「采衣」というブランドには、良質な衣料を身にまとって、気持ちを彩ってほしいという思いを込めています。まだ一歩を踏み出したばかりですが、いろいろな可能性のある漆染めを生かして、より良いものづくりを目指したいです」と意気込みを語っています。
参加企業⑤ 日本ソーイング㈱岩手工場(一戸町)
~思い出の一着をポケットに~
子どもが小さい頃に着ていた洋服や、サイズアウトして着られなくなったお気に入りのシャツ-。そんな誰にでもある、思い入れがあって捨てられない洋服を、胸ポケットの裏地にした世界で一着のスーツが「MEMORIES at POCKET」です。
新型コロナウイルス感染症の影響で、在宅勤務やリモートワークをする人が増えたことから、家でも快適に過ごすことのできるスーツを作ろうと企画。ウェブ会議などでは上着が必要な場面も多く、さっと簡単に羽織ることができかつ、格好良く見える服を目指すことにしました。
普段は手掛ける商品のほぼ100%が、サイズや生地などが一着ずつ違うオーダーメイド商品です。今回は、普段手掛けているテーラードの型を使いつつ、動きやすさにこだわりました。生地は家庭で洗濯できるスーパーストレッチ素材。しわが付きにくく、動きやすい素材であることを重視しました。裏地を隠すことでビジネスシーンにも対応した着こなしが可能です 。
~洋服を着る楽しさを家族で共有~
カラーはブラック、ネイビー、グレー、カーキ、ベージュの5色展開。カジュアルベーシック対応のジャケットにストレートシルエットのパンツは、タイトすぎないスタイルで休日のお出かけにも使いやすそうです。
成長すると着られなくなってしまう子どもの洋服。それをお父さんが身に付けるスーツの中に思い出として残すことで、リサイクルやSDGsにもつながります。
遠藤運営推進部長は「狙いは洋服を着る楽しさを家族で共有してもらうこと。家にいる時間が増えたことを生かして、家族でお父さんの洋服選びを楽しんでほしいです」と呼び掛けます。
参加企業⑥ ㈱ナカイズミ野田工場(野田村)
~旅先の部屋着やちょっとした外出に、ゆったりおしゃれなワンマイルウェア~
お家から1マイル(約1.6km)の距離をお出かけするのにぴったりな洋服「ワンマイルウェア」。部屋着と勝負着の中間的なコーディネートで、ゆる~くおしゃれを楽しめるアイテムとして注目を集めています。
野田村のナカイズミ野田工場が手掛けたのは、ワンマイルウェアに旅先での使いやすさをプラスした、「旅するONE MILE WEAR」。上下のセットアップと、サコッシュにもな