ベトナム国立フエ科学大学(HUS)人材開発機構 理事長の近藤秀将です。日本ではイミグレーション法務を専門としており、フエ科学大学(Hue University of Sciences)では特任教授として「在外キャリアデザイン論」を担当しております。
当機構は、ベトナム中部の拠点校でもあるフエ科学大学と提携をし、大学生に対する「在外キャリアデザイン教育/インターンシッププログラム」の運営を行なっております。
【活動の紹介】http://blog.livedoor.jp/kislegaloffice/archives/53240478.html
フエが位置する中部地区は、南北の発展と比較した際、経済的劣位にあることは否めません。ベトナムの中でも、相対的に搾取をされ続けてきた地域と言えます。このような状況において、大学を卒業した潜在的に優秀な人材を直接日本企業へとつなぎ、彼らの活躍の道を拓くことが、ベトナム中部の発展と日越関係の深化に貢献する最良の方策であり、当機構の最大の使命であると考えております。
(フエ科学大学正面:2019年訪問時)
新型コロナは、世界中に様々な影響を与えています。私たちが教育活動を展開するフエも、例外ではありません。経済活動の低迷に、昨年末に発生した数年に一度と言われている大洪水の被害も相まって、多くの学生たちは生活が困窮し、学業の継続が困難な事態に陥っています。
水害により、多くの学生の自宅や学校の一部は浸水し、今もなお復旧・復興活動に追われています。また、中部地域の多くの学生の実家は、農業で生計を立てているため、今回の水害により甚大な被害を受けることとなってしまいました。さらに、コロナ禍によりアルバイト先も減少をし、学費が払えない、それ以前に日々の生活すらままならないという学生が大量に発生しているのです。
そのような学生たちに何か支援はできないのか? 役に立てることはないのか? との思いから、本プロジェクトは立ち上がりました。
(フエ科学大学正面:2020年水害時)
(大学周辺の様子:2020年水害時)
今回、皆さまからいただいた資金については、学生たちの生活再建と、学習環境整備のための費用として、使用させていただきます。フエ科学大学を通じて、その収益が学生の支援に充てられます。
具体的には、学生1名への支援を5,000円と想定し、100名分の500,000円を、クラウドファンディングで募りたいと思います(参考:ベトナム中部の平均月収は約30,000円、大学の半期分の学費は約30,000円)。
なお、支援対象者については、ベトナム政府が作成した支援対象者リストをもとに、学校側と相談をして選定いたします。
また、このプロジェクトは、All-in方式です。目標金額に達しなかった場合でも、皆さまからのご厚情を、学生たちの支援に役立ててまいります。
<今後のスケジュール(予定)>
3月30日 クラウドファンディング終了
4月上旬 学校側と支援対象者について協議
4月中旬 支援対象者の決定
5月上旬 リターン(書籍)発送
5月12日 チャリティーセミナー開催
5月下旬 支援学生との交流会開催
(フエ科学大学・学長、情報技術学部・学部長との緊急オンラインミーティング:2021年2月)
今回ご支援くださった皆さまにはそのリターンとして、当機構が主催する『チャリティーセミナー(ZOOM形式)』へご招待をいたします。
《チャリティーセミナー概要》
●テーマ
『コロナ禍に特定技能制度は“つか