レガシーソングの特徴は曲が完成したら終わりではなく、人前で披露する(お披露目ライブでステージに立って歌う)ところまでを価値とし、そこまでサポートする点なのですが、
結論からいうと、
私は、このレガシーソングのサービスを受ける側にもなり、自分の人生を歌にし、人前で披露することになりました。
(これは全く想像していなかったこと..!)
「どれくらいの思いなら」
作詞:篠原正司
作曲:星園祐子
レガシーソングを通じて自分の人生を歌にしたことで、はっきりと気づいたことがありました。
それは、自分はずっと、
「大人たちが言うように、理性的に生きるべきなのか?
それとも周りの意見は気にせず、一瞬の感情やエモーションを大切に生きるべきなのか?」
その間で悩み続けて生きてきたということでした。
さらに気づいたことは、
改めて振り返ってみると、「これが自分の人生だ」と心から思えることのほとんどは、頭を使って理性的に動いた時のことではなく、たとえ周りから批判されたり非難されようと心の声に従って、感情に抗わないで行動した時のことだったという事です。
それによって、私は、
「 理性至上主義では、自分らしいと思える人生を送れない 」
と確信したのです。
「 心の声をもっと大事にしなければ。そして、そんな大人を増やさなければ 」
という思いが、強く、大きくなっていったんです。
すこし話は変わりますが、私たちは小さい頃から「人に迷惑をかけてはいけない」と教わります。
大事な教えとも言えますが、私は見方によっては危険だと感じています。
なぜなら、人に迷惑をかけないことを重視するあまり、自分の心が死んでしまう可能性があるからです。
自分の心(=感情)を感じられるのは、自分しかいません。
故意に人に迷惑をかけることはもちろん良くないですが、自分の心の声に正直に、恐れず表明することは、その行為自体に価値があり、相手にこれまでなかった考えなかったことを思考させる余白を与える事にもなりえ、相手との関係もより本質的なものに進化させる可能性を秘めているものなのです。
22年前に決死の覚悟で貫いた「子供を置いて家を出る」という「わがまま」の結果がこちら
【26歳になった息子、空(くう)との対談動画】
30分のロングバージョン:https://youtu.be/X6P0y-P27AY
「 自分らしく生きる 」
「 自由に生きる 」
というのは、言葉だけ聞くと非常に前向きでポジティブですが、
簡単なことではありません。
時として、人から批判されたり、人に迷惑をかける可能性があることと言えます。
逆にいうと
「 自分らしく生きたいのに、なかなか出来ない 」
という人は、
どうしても人の目が気になったり、人に迷惑をかけることを執拗に恐れている人が多いのではないかと思うのです。
「 自分は大人になれないのかもしれな い」
「 大人になんてなりたくない 」
そう思って生きてきましたが、
自分の心の声を恐れず表明できること、そして表明し合える関係こそ、成熟した人間であり、そんな人間同士の関係を築いていきたいと思うに至りました。
・頑張って生きてきて、それなりに幸せ、でも何か満たされない
・じわじわとストレスがたまり続けている気がする
・やってもやっても頑張りが報われない。
もしそんな気持ちが少しでもある人は、理性を大事に生きてき過ぎた可能性があるかもしれません。
私はこれを「 大人 ~シーズン1~