そして、将来的には桜ラインが咲き誇る桜の町として紹介できたら嬉しいです。
プロジェクトを立ち上げた背景
2011年3月11日、東日本大震災による津波到達。
私たちが桜を植樹する場所は、津波の到達地点です。植樹させてもらう土地の所有者(以後、地権者という)さまは大なり小なり被害を受け、その土地を離れた方、同じ土地に住み続けている方もいます。
震災で受けた心の傷は計り知れないものがあり、「桜を植えた場所」=「津波が来た」と連想し辛い思いをする方もいました。また、私たちが植えた桜は桜ライン(桜並木の一つ)として管理するものの地権者さまに帰属するものでしたので、プライベートな場所への立ち入りなどの懸念や先に述べた住民感情なども考慮し、あえて団体としての看板設置は遠慮してきました。
あれから10年。
復興とともに人々の心にも余裕が生まれ、10年前に植樹した桜が満開となれば見上げる住民も増え、癒やしを与えられるようにもなりました。また世間では風化が叫ばれるようになり、震災を体験しなかった世代も増えてきました。 団体としても10年を機に桜の意義を広く伝え、桜を避難の目安にしてもらえるようにと今回の看板(サイン)設置プロジェクトを立ち上げました。
これまでの活動
2011年11月の植樹開始から約9年半で市内351カ所に1789本の植樹ができました。それは目標の1割に当たります。活動に参加していただいた方は延べ6576名。全国の方を対象とした植樹会は35回、小中高校生対象の学校植樹会は39回行っています。(いずれも2020年末時点)
「もしまた津波が発生した時、この桜より上に逃げて命を守ってほしい」
このメッセージを伝えるべく、津波を経験していない世代、未災地の方にも「自分ごと」として感じてもらえるよう、県内の小中高生をはじめ全国から参加者を募る植樹会という形で桜を植えています。
2020年の植樹シーズンは新型コロナウイルスの終息が見えず、全国の方を対象にした植樹会は中止となりました。しかし、陸前高田市・大船渡市・住田町在住の方による小規模な植樹会を16回、県内の小中高6校の学校植樹会を実施し、84本の苗木を植えるにとどまりました。
現在、2021年春の植樹シーズンに向け植樹会開催の準備をしています。
緊急事態宣言の状態にもよりますが、皆さまのお力を借り活動を継続していきます。
資金の使い道・実施スケジュール
皆さまからいただいたご寄附は、クラウドファンディングで看板設置にかかる費用として充てさせていただきます。
≪費用の詳細≫
看板(サイン) @¥54,450- × 30基 ¥1,633,500-(税込)
樹名板 @¥3,227- × 100枚 ¥322,700-(税込)
送料 ¥25,000-
設置工事費 @¥10,000 × 30基 ¥300,000-(税込)
看板デザイン費用 ¥150,000-(税込)
看板設置に係る事務費・消耗品費 約¥380,000-(税込)
クラウドファンディング手数料 ¥279,000-
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合計 ¥3,090,200-
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