される植物なので、温暖な沖縄では思いもよらない問題が次から次へと起こります。
虫や病気の大発生、植えてから何ヶ月も花が咲かない、など本土のイチゴ栽培では起こらない問題に頭を悩ませる日々でした。
そして、亜熱帯地域の沖縄ならではの自然災害も、、。
2018年、風速60m超の大型台風により植え付け直前のハウスがボロボロにされてしまいました。この時は、さすがに皆諦めかけましたが総力でハウスを修繕し、予定の約1ヶ月遅れでイチゴの苗を植え付けることができました。
さまざまな困難を乗り越え、沖縄でのイチゴ栽培を始めて丸4年が経ちました。
現在は仲間も増え、結果的に出来上がった沖縄でのイチゴの栽培マニュアルは本土のものとは全く異なるものになりました。
今やっと、私たちの原点とでもいうべき想い「イチゴ農家が少ない沖縄で美味しいイチゴを育て広めたい」に立ち返り、さらに力強い「夢と希望」で未来を紡いでいきたいと考えています。
その為に、私たちは次のステップへと歩みを進めます。「島イチゴの生産者であること」を基軸に、島イチゴスイーツの加工品を開発していきます。
今月オープンを迎えた農園カフェ「美らイチゴ南城本店イチゴバナレ」。順番としては3店舗目ながら、本拠地である南城ハウスの敷地内に本店を新設。直売所兼加工場となり、今後の新商品開発の製造拠点となります。
農園カフェでは採れたて新鮮なイチゴをたっぷり使ったスイーツを提供しています。
島イチゴを知り尽くしたイチゴ生産者と
「あなた」で作る
「島イチゴスイーツ」
開発の物語
今回、私たちの美らイチゴ農園で採れる島イチゴを使った「島イチゴスイーツ」が新たな地域特産品となるべく、開発します。
そして同時に、このプロジェクトに協力してくれる仲間を全国から募りたいと思います。
前述のとおり、生のイチゴは日持ちがしません。そのため今回のプロジェクトは、島イチゴの特性をぎゅっと濃縮させた加工品にすることで場所・時期を問わず全国に島イチゴの価値を広めたい、という想いでの挑戦です。
そもそも「島イチゴ」というのは沖縄県内で採れたイチゴの総称ですが、本土のイチゴに比べて成熟日数(花が咲いてから収穫までにかかる日数)が約半分と短く、しっかりと酸味が乗った状態で収穫できるのが特徴です。
そのため、生クリームやチーズ・チョコなどと混ぜた時でも、イチゴの味が負けることなくアクセントとしてしっかり印象に残るのです。
今回の島イチゴスイーツ開発では、この特性を存分に生かして風味を損なわず最大限に美味しさを引き出し加工するレシピの開発をしていきます。
誰もが大変な状況を過ごしている今だからこそ、沖縄の太陽と風と海の恵みで育った島イチゴの果実感たっぷりのスイーツを造り上げ、多くの方に笑顔を届けたいと心から願っています。
島イチゴスイーツ第一弾
① イチゴ生キャラメル(仮称)
今回開発する島イチゴスイーツの第一弾①は、島イチゴのことを知り尽くした農園の手作り「イチゴ生キャラメル(仮称)」です。
イチゴの風味をしっかりと楽しんでいただくために、さっぱりミルク仕上げにしており、フリーズドライのイチゴによる甘酸っぱい味がアクセントとして口の中に広がります。
今後、味のバリエーションを複数予定しています。
食感が柔らかい生キャラメルのため要冷蔵となりますが、通年での製造が可能です。
パッケージはプレゼント用を想定し、可愛らしく仕上げていく予定です。
② ごろっとイチゴとレアチーズ(仮称)
そして、島イチゴスイーツの第一弾②は、美