テレビは伝えない!震災直後から撮り続ける復興記録 10年間の集大成を完成させたい


会も東京蒲田と同様に、高知市民図書館がDVDを購入して「減災連絡会」へ貸し出しをして無料で行われました。

上映会・高知市「減災連絡会」主催

私たちの目的は、一人でも多くの人たちに観てもらい、復興の事実を伝え役立ててもらう事です。この為DVDは図書館等が購入した場合、上映権利を付けて何度でも無料貸し出しが出来、無料上映会が行えるようにしています。

弊社では、蒲田の町工場経営者の上映会や、高知市下知地区の他業種の上映会を体験し、2020年3月防災テキストDVD『東日本大震災に学ぶBCP策定の教訓』を制作しました。しかしコロナ禍のため上映の機会や販売はストップしました。

自主的に上映会を開催したいと申し込む団体や企業は、防災意識が高く、映像の中で新たに知らされる事実を自分事として反応し、上映後に具体的な質問が飛び交いました。私の説明が分かり易いという意見がありましたが、話した内容は記録映像の事実を話しただけです。これらのやりとりから派生して、小規模企業の身の丈にあった防災のテキスト、DVD『東日本大震災に学ぶBCP策定の教訓』を制作しました。私たちの記録映像が具体的にやっと役立つと実感しました。

DVDが完成して、静岡県の中小企業診断士の方達がセミナーや講習会等で使用し始めましたが、コロナ禍の影響で直ぐに集会が中止となり、その状況は現在も続いています。

※「BCPの策定」とは。事業継続計画(Business Continuity Plan)の略。 災害時に速やかに事業を継続するための計画。

DVD盤面

皆さまへの支援のお願い。

日本の企業数は大企業0.3%、中小企業99.7%、その中の86%が小規模企業です。自然災害が起きた場合この中小の企業が復興出来なければ地域は衰退します。私たちが取り組んで来た10年に及ぶ記録映像は、後世の人たちへ手渡す東日本大震災の復興記録資料となり、風化させないために必要なデータとなります。また日本各地が災害想定地の今、自然災害に遭った時を考え、どの様な備えをしておくべきか、この記録映像には様々な教訓があります。最終章『復興10年』の完成にどうぞお力をお貸しください。

そして今回のリターンには、弊社の記録映像に登場した水産加工業4社の商品を加えさせて頂きました。各社が抱えている億単位のローン返済のメドは未だ立っていません。それどころか工場再建後に起きた諸問題により苦境に立たされているのが現実で、今回のコロナ禍で各社は更に追い詰められています。この企業も合わせてご支援して頂きたく思っております。
『復興10年』制作スケジュール

2018年4月 撮影開始

2021年3月末 クラウドファンディング終了

2021年6月 リターン発送

2021年12月 撮影終了

2022年1月 編集開始

2022年5月 DVD完成

2022年5月末 リターン商品DVD発送

2022年6月~ 各所で上映会

<リターンに関して>

コロナ禍が取材先の水産加工業に与えた影響 。今回のコロナ禍は、取材先の水産加工業にも大きな影響を与えています。

岩手県山田町「木村商店」:無添加手作りの三陸の味を守っているが、物産イベントや毎回出店しているブースが閉鎖に、現金収入が断たれた。

塩釜市「カネコ橋沼商店」:観光地の土産物店が主力だったが、自粛要請による外出制限で観光客が激減して売り上げが大きく落ち込む。

気仙沼「福寿水産」:上海や台湾が得意先だったフカヒレ加工業だが、海外への輸出が出来ず、高級中華レストランやホテル