市民ニーズが多様化・複雑化し、行政だけでは社会的課題に対してきめ細かく対応することが困難な状況にある中で、行政の支援が届かない分野で活動しているNPOなどの団体は、社会に欠かせない存在となっています。
このような行政の支援の行き届きにくい公益性の高い活動に取り組んでいる団体を対象として、ふるさと納税制度を利用した支援を行います。
障害者生活支援よもぎ会が運営するゆくり亭は精神に障害を持つ方々が地域で自立していくための活動です。
障がいのある人もない人も共に住み慣れた地域で暮らすことを目指す本市にとって、精神障害者生活支援よもぎ会の活動はとても重要なものです。
静岡市は精神障害者生活支援よもぎ会の活動を応援します。
皆様の温かいご支援をよろしくお願いします。
静岡市長 田辺 信宏
団体紹介
認定NPO法人精神障害者生活支援よもぎ会
この法人は、1979年8月から医療研究会として、医療従事者、薬剤師、看護師、教育者、市職員、ボランティアなどと一緒に毎月、医療や保育、障害者、環境などのテーマを持つ話し合いから始まりました。その中で、リハビリ教室などを通して当事者と向き合い、1987年1月から精神障害者の問題をテーマに、患者・家族・医療従事者・ボランティアを中心に、精神障害者を地域に受け入れるために何ができるのか、話し合い活動が始まりました。
その話し合いから精神の病、障害を持つ彼らや家族とふれあい、語り合い、様々な体験を重ね、2000年にNPO法人として認証を受け、彼らが地域で生きていくためには、そのための機会や場をつくること、また社会復帰のための作業所などの設置など課題が生まれ、そこから今の理解を深めるための学習会、講演会など開催や、当事者の思いを言葉にするのではなく、絵で自分を表現したり、想いを表現したりする場の絵画教室、2003年には、社会との関わりを持ちながら社会復帰のための働く場のパンのしゅうまいの店『ゆくり亭』が出来ました。また学習会に参加し、共に学んでいる当事者、家族が自ら開きたいと、ZEN問答、家族の会、読書の会など集まる場ができてきています。
法人の特徴としては、精神の病、障害について医療面ばかりではなく、共に暮らす生活者としてとらえ、社会が持つ精神の病、障害への妄想を、身近な病、障害として共に生きる偏見のない生きやすい社会に創造していく活動を続けています。
現在、このプロジェクトの働く場『ゆくり亭』の他に、精神保健知識の普及・啓発として、年2回の講演会(現在66回開催)、毎月1日によもぎ会通信発行、当事者家族支援として、毎月1回やさしい精神保健教室(勉強会)、家族の会。当事者支援として、絵画教室、ZEN問答、読書の会など当事者が中心となり、開いています。
事業スケジュール
現在:パンとしゅうまいの店として、個人商店のように障害者と共に製造、販売
令和2年10月:クラウドファンディングの実施
令和3年10月ころ:障害者総合支援法に基づく、自立継続支援B型事業所として認可を受ける予定
プロジェクトは、現在、進行中であり、日々、パンとしゅうまいの店として、障害者と共に製造、販売をしており、このプロジェクトを継続し、将来、障害者総合支援法のもと自立継続支援B型事業所を目指していく予定です。
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目標金額を超過し